米国はウクライナとロシアの間の仲介者ではなくなる=国務報道官
ウクルインフォルム
米国のブルース国務報道官は1日、今後は米国はウクライナとロシアの間の和平仲介者ではなくなると述べ、ウクライナとロシアが戦争終結手段について具体的なアイデアを提示すべきだと発言した。
ブルース国務報道官が記者会見時に発言した。
ブルース氏は、トランプ米大統領は、米国が国家として取ってきた行動の1つ1つを外交的に進めることを望んでいるとしつつ、「しかし、彼は世界の他の場所、地球全体にも注意が必要であることも知っている」と発言した。
また同氏は、「国務長官が非常に明らかにしているが、私たちのやり方は変わる。私たちがそれに貢献する手法は、もはや私たちが仲介者ではなくなることになる」と発言した。
その際同氏は、米国はロシア・ウクライナ戦争の解決に「まだコミット」しているとしつつ、「しかし、私たちは、会談を迅速に仲介するために世界中を飛び回ることはせず、今後それは双方の問題となり、今は彼らがその紛争をどのように終結させるかについての具体的なアイデアを策定して提示する時である。それは彼らにかかっていく」と発言した。
同時に同氏は、米国はこれまで発動された対露制裁を解除するつもりはないと明言した。
これに先立ち、米国のルビオ国務長官は4月後半、ロシアの対ウクライナ戦争を終結させられない場合、米国は手を引くだろうと繰り返し発言していた。