ウクライナ、「ボルシチ調理文化」をユネスコ無形文化遺産登録審査に提出
ウクルインフォルム
「ウクライナ・ボルシチの調理文化」資料がユネスコへ無形文化遺産登録審査のために提出された。
30日、オレクサンドル・トカチェンコ文化情報政策相がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
トカチェンコ氏は、「ボルシチのユネスコの無形遺産入りがさらに近づいた! ラストスパートだ。現在、『ウクライナ・ボルシチの調理文化』資料がユネスコの代表リスト入りのためにパリに向かっている。できるだけ早く(無形遺産に)加えられることを期待している」と書き込んだ。
同氏は、ウクライナ・ボルシチはウクライナ料理であり、競争相手はいないと述べ、「ボルシチを『ロシア性』でもって印象操作するのはもうたくさんだ。真実は変えようがない。ボルシチは私たちのものだ」と強調した。
また、提出資料を作成した市民団体「ウクライナ文化研究所」代表で料理人でもあるイェウヘン・クロポテンコ氏は、フェイスブック・アカウントにて、「今日、ユネスコが私たちの申し込みを受理し、今後提出資料を分析していくとの公式な確認が届いた。これから2年間、大きな仕事が行われる。私たちは、ユネスコの決定がウクライナにとって有利なものとなるよう、ボルシチに関係する多くの活動をしていく。これはもはや、食べ物に関する物語ではなく。ウクライナの国家アイデンティティの話なのだ」と強調した。提出資料は、700ページに及ぶという。