ハンガリー、NATOによるウクライナ関連声明の採択時に拒否権行使

ハンガリー、NATOによるウクライナ関連声明の採択時に拒否権行使

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ハンガリーは、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国大使によるウクライナ関連の共同声明採択時に、拒否権を行使した。同声明は、ウクライナを訪問する北大西洋理事会(NAC)によって採択されることが想定されていた。

30日、ハンガリーのシーヤールトー・ペテル外相がブダペストのユーラシア・フォーラムの際に発言した。Daily News Hungaryが報じた。

報道によれば、シーヤールトー外相は、「ハンガリーは、NATO大使たちのウクライナ関連共同声明に拒否権を行使した」と発言したとのこと。

同外相はまた、ハンガリーは「地政学的利益のために、ウクライナ西部に暮らす15万の民族的ハンガリー人の利益を犠牲にする準備はない」とも述べたと報じられている。

外相は、ハンガリーは同共同声明の変更案を複数提示したが、全てNATO大使により否決されたと指摘。これら変更案は、ウクライナが国際法にのっとってマイノリティに関する義務を履行すべきであるといった内容だったと説明されている。外相は、これらの変更案は、欧州評議会や国連の原則にもとづいたものだったと指摘したとのこと。

報道には、外相が、これらの変更案が否決されたことから、ハンガリーは同共同声明に拒否権を行使したのだと発言したと書かれている。

なお、10月30、31日、ウクライナには、NATOの29の加盟国の大使の加わるNACが訪問している。

また、10月30日には、ハンガリーの首都ブダペストをウラジーミル・プーチン露大統領が訪問することになっており、オルバーン・ヴィクトル大統領との首脳会談が予定されている他、「ユーラシア・フォーラム」やハンガリー・ロシア二国間協議が行われる予定。


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