キーウの電力供給復旧の復旧進む 計画停電に移行へ=エネルギー省
10日夜、エネルギー省がフェイスブック・アカウントで報告した。
コリスニク・エネルギー次官は、テレビ番組「統一ニュース」出演時に、「キーウでは、全ての消費者への電力供給が復旧した。電力作業員が復旧作業を継続しており、緊急停電から時間ごとの計画スケジュールへと移行することで、エネルギー・システムの運用を段階的に安定させている」と報告した。
また同氏は、ロシアによる大規模攻撃の影響や厳しい天候条件にもかかわらず、ウクライナのエネルギー・システムは統合・連結された状態を維持しており、欧州のエネルギーシステム(ENTSO-E)と並行して運用されていると伝えた。システムの均衡は、国内の発電、電力輸入、やむを得ない消費制限措置といった、利用可能なすべてのリソースによって確保されているという。
同氏はさらに、「首都では、過去24時間で64万8千世帯への電力供給を復旧させた。キーウ州では、過去24時間で31万3千世帯に電気が戻された。そのうち9万世帯は戦闘行為による停電、残りの22万3千世帯は悪天候による停電であった。夜の時点で、約6万世帯が依然として停電している」と伝えた。
その他同氏は、前夜の大規模攻撃を受け、南部ドニプロペトロウシク州でも厳しい状況が続いており、現在5万3千世帯が停電していると報告し、一方で、日中の緊急復旧作業により、すでに4万世帯以上への通電に成功したと補足した。
同氏は加えて、「最も困難な状況が続いているのは、前線隣接地域及びロシアとの国境隣接地域であり、特にドネツィク州では、敵による送電網及び配電網への恒常的な攻撃のため、やむを得ず緊急停電が実施されている」と伝えた。
同時に同氏は、天候もエネルギー・システムの運用に多大な影響を与えたとし、みぞれ、凍結、強い突風により送電線の断線が発生し、追加の停電を招いたと述べた。10日16時時点で、悪天候により数州の366の自治体が全域または一部で停電しており、特に中部キーウ州と北部チェルニーヒウ州で被害が大きくなっているという。
その上で同氏は、ウクライナ国民の忍耐と理解に感謝するとともに、責任ある電力の使用を呼びかけた。とりわけ、電力復旧後に消費電力の大きい家電製品を同時に使用しないよう要請し、それは損傷したネットワークに過度な負荷をかけ、新たな事故を誘発しないためだと説明した。