ロシア軍の自爆型無人機は弾道ミサイルよりも危険になってきている=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領が記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「『シャヘド』は今や場所によっては、弾道ミサイルよりも危険になっている。私たちは、弾道ミサイルは、少なくとも(編集注:防空システム)『パトリオット』が配備されている場所では、撃墜している。しかし、あれほど大量の『シャヘド』をあれほどの高度で撃墜するためには、あらゆるものを用いる必要がある。迎撃用無人機、『F16』、ヘリコプター、あらゆるものを使用している。そして多くのことが天候に左右される。氷点下の条件下でヘリコプターがどのように使えるかは見てみよう。雨などが降ると、航空機は全ての物がそれほど視認できなくなるのだ」と指摘した。
また同氏は、迎撃用無人機に関しては、11月には1日あたり500機から800機の生産に達する計画だと伝えた。
同氏はさらに、「(編集注:迎撃用無人機の)操縦士を養成する必要がある。多くの機動射撃班が様々な施設に配備されているが、今度は迎撃用無人機を操作する多くの操縦士が必要となっている」と説明した。
さらに同氏は、ウクライナはロシアの攻撃に反撃していくと述べ、とりわけミサイル「フラミンゴ」や無人機ミサイル「ルータ」の実戦での使用を増加させていく計画だと述べた。
その際同氏は、「『フラミンゴ』は実戦で使用された。『ルータ』も実戦で使用された。私たちは今年中に、1機、2機、3機ではなく、真剣に試用すべく、あらゆることを行っている。(中略)私たちはそこに向かって進んでいる。成功すると思っている。私たちはそれを強く期待している。なぜなら、私たちのこれまでの繰り返しの使用で、有効な結果が出せることが示されているからだ」と発言した。