NATO事務総長、加盟国の議会に対し、ウクライナ支援の重要性を有権者に説明するよう呼びかけ
ウクルインフォルム
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は13日、ロシアが攻撃的な行動を続ける中、NATO加盟国の議会に対し、防衛への投資とウクライナ支援の重要性について加盟国の社会に積極的に情報を提供するよう呼びかけた。
ルッテ事務総長が、スロベニア首都リュブリャナでのNATO議員総会会合での演説で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ルッテ氏は、NATOが6月のハーグ首脳会議で確認した、不変の対ウクライナ支援に関するコミットメントを喚起しつつ、それは「現在、ウクライナがロシアから自衛できるようにし、あらゆる和平交渉で強い立場に立ち、そして将来のロシアのあらゆる侵略を抑止できるようにするため」だと説明した。
また同氏は、NATOが6月の首脳会議後に、ウクライナ支援のための新しいイニシアティブ「PURL」(「ウクライナのための優先的装備品ニーズリスト」)を開始したことを喚起し、その枠組みの中で、米国でのみ生産されている必要な兵器が、NATO同盟国の負担でウクライナに供給されていることを指摘した。
同氏はそして、「こうして、すでに20億ドル相当の装備が提供された。それはウクライナが戦いを続けるのに役立つだけでなく、人命も救っている。そして、それが(編集注:PURL開始後の)最初の2か月間だけで達成されたのだ。間もなくさらに多くのものが供与される。私たちはこのペースを維持しなければならない」と強調した。
同氏はさらに、「防衛、生産、ウクライナ支援への投資の増加に関して、私はあなた方、全ての議員がこれを国民に説明することを期待している」と述べ、「あなた方の政府が自らのコミットメントを果たすよう促してほしい」と訴えた。