ウクライナ製迎撃用無人機が150以上の露軍自爆型無人機を撃墜=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、前夜のロシア軍による複合空撃の際に、ウクライナ製の迎撃用無人機がロシアの目標を150点以上撃墜したと報告した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「昨晩一晩だけで、400機以上の『シャヘド』(編集注:自爆型無人機の一種)が使われ、その攻撃における無人機の合計数は810機だった。つまり、ほぼ半分が、ロシア人が空の状況を複雑にし、防空に過負荷をかけるために使われている無人機だったのだ。また、弾道を含め、ミサイルも使われた」と伝えた。
同氏はまた、ウクライナ軍人はその大半を撃墜できたと指摘した上で、その際に「迎撃用無人機についても成果がある。昨晩、150機以上迎撃できた」と伝えた。
加えて同氏は、電子戦部隊、陸軍航空隊、移動式射撃班、空軍戦闘機、対空部隊の活躍も称賛した。
同時に同氏は、「もちろん、今のところ全てを迎撃できているわけではないし、私たちの防空をさらに追加で強化する必要がある。それは優先課題だ。ロシア人は大規模攻撃における『シャヘド』の数を一回の攻撃で300〜400機の水準で維持しており、私たちの迎撃機は同等の水準に達さなければいけない。それは現実的であるし、生産者の潜在能力はあるし、資金と契約もあり、それらは確保されている。その部隊の拡大が必要だ」と協調した。
同氏はその他、今回の攻撃でキーウ、スーミ、クレメンチューク、オデーサ、ドニプロ、クリヴィー・リフ、ザポリッジャが攻撃を受けた年、キーウではまだ瓦礫の除去が行われており、瓦礫の下には遺体があるかもしれないと指摘した。
同氏は、「総じて、首都だけで空襲警報は7時間半に及んだ。キーウは、ロシアの無人機の中心的標的の1つだった」と伝えた。