「有志連合」のウクライナへの軍派遣計画は現実的で極めて重要=ヒーリー英国防相
ウクルインフォルム
英国のヒーリー国防相は3日、ウクライナへの安全の保証の一環として、「有志連合」が軍の派遣のために策定している計画は、極めて重要かつ現実的なものだと発言した。同時に同氏は、その詳細はいかなるものであれ、ロシアに準備する機会を与えないため、明らかにされることはないとも述べた。
キーウを訪問し、「有志連合」国防相級会合を主催したヒーリー国防相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヒーリー氏は、英国がウクライナに展開する用意がある兵力数についての質問を受けた際に、スターマー英首相の言葉を引用し、英国は、永続的かつ公正な平和を確保するための取り組みを主導できるのであれば、和平合意が達成された際に軍隊を派遣する準備があると述べた。
同時に同氏は、シュミハリ宇国防相を含め、同日の会合に出席した諸国の国防相は全員、「私たちの計画の詳細を明らかにしないことを固く決意している。なぜなら、それはプーチンを利するだけだからだ」と強調した。
同氏はさらに、「しかし、明言させて欲しい。航空機、艦船、あるいは部隊の提供に関するその計画とコミットメントは、極めて重要かつ現実的なものだ。私たちは、平和が可能だと信じており、その平和が生じたときに備えておかねばならない」と述べた。
その他同氏は、ウクライナが弾道ミサイル「ナイトフォール」を使用する可能性や、ロシア領土への攻撃に巡航ミサイル「ストーム・シャドー」を使用することへの禁止の有無に関する質問へのコメントを拒否した。その際同氏は、それは軍事協力に関する同様の問題にはコメントしないという英国の伝統によるものだと指摘した。