ノルウェー、ウクライナで無人水上艇を開発・生産へ

ノルウェー、ウクライナで無人水上艇を開発・生産へ

ウクルインフォルム
ノルウェー国防省は23日、同国はウクライナ国内で無人水上艇を開発・生産していくと発表した。

ノルウェー国防省がXアカウントで発表した

発表には、ノルウェーは英国と共にウクライナ支援グループ「海洋連合」を主導しており、同連合支援のために約67億ノルウェー・クローネ(約5億8000万ユーロ)を拠出したと報告されている。

その際サンドヴィク・ノルウェー国防相は、「その資金の一部は、KDA(「コングスベルグ・ディフェンス&エアロスペース」)の技術を使った無人水上艇の開発と生産にあてられ、その生産拠点はウクライナに置かれる」と発言した。

また国防省は、ノルウェー企業「KDA」がウクライナのパートナー企業との間で、ノルウェーの技術と経験を用いた無人水上艇のウクライナでの共同開発・生産についての合意に署名したと伝えた。

同省はそして、「無人水上艇は、ウクライナが領土を防衛し、ロシアの黒海艦隊を無力化する上で決定的な役割を担っている」と強調した。

また、ウメロウ宇国防相は22日、フェイスブック・アカウントにて、ウクライナ国内にKDA社の事務所が開設されたと報告した

ウメロウ氏は、「同社は、すでにウクライナの町々をロシアのミサイルや無人機から守っている『ナサムス(NASAMS)』をはじめとする、ノルウェーの兵器メーカーだ。KDAとの協力では、防空分野の共同プロジェクトの発展に焦点が当たっている。私たちは、ナサムスをベースにした新しい決定を準備している。市民や重要インフラの防護を強化するためだ」と発言した。

また同氏は、防空はウクライナの戦略的優先課題の1つだと指摘し、「今月だけで敵は3500点以上のミサイルと無人機を発射した。生産の拡大と供給の加速のために作業している」と強調した。

その他同氏は、KDAの事務所の開設は、ウクライナとノルウェーとKDAのパートナーシップの発展におけるさらなる前進だと指摘した。

同氏はまた、「迎撃機生産、防空強化、海洋防衛といった、KDAが世界のリーダーである分野で、プロジェクトを一緒に実現していく」と伝えた。

なお、22日、サンドヴィク・ノルウェー国防相がキーウを訪問し、ゼレンシキー大統領、ウメロウ国防相、シルシキー軍総司令官などと会談していた。

写真:ノルウェー国防省(X)


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