
ウクライナの技術進歩はパートナーたちがほぼフォローできない速度で進展=パヴェル・チェコ大統領
ウクルインフォルム
チェコのパヴェル大統領は12日、ウクライナのパートナー国は、ウクライナが現在戦っている手段をモチベーションと教訓の源泉として見ていると発言した。
パヴェル大統領がプラハで開催されている国際フォーラム「GLOBSEC2025」の会場内でウクルインフォルムの特派員にコメントした。
パヴェル氏は、「私たち皆がウクライナの戦場を、モチベーションと教訓の源泉として見ている。とりわけ、新しい技術に関しては、私たちは、戦場で甚大な進展が生じているのを見ている。それは実に迅速に生じており、全ての変化をフォローするのはほぼ不可能だ」と発言した。
また同氏は、チェコは様々なレベルで「ほぼ毎日」ウクライナのパートナーと連絡を取っており、自らの見方を変え、ウクライナの経験を学んでいるとし、なぜならそのような戦場の経験は変え難いものだからだと指摘した。
そして同氏は、「私たちは、その技術の非常に早い発展をどのように最善に対処するかということにつき、ウクライナの人々から本当にいくつかの教訓を得ている」と発言した。
同氏は、その際例として無人機を挙げ、その発展は10年前にアマチュアのレベルで始まったものだと指摘しつつ、しかし現在それは戦場の主要な推進要因の1つとなっており、技術だけでなくその利用戦術も日々変わっていると補足した。
同氏は加えて、現在プラハで開催されている国際フォーラム「GLOBSEC2025」にて、安全保障の観点だけでなく、技術とその利用のアプローチの分野でも、ウクライナは実に「偏在している」と指摘した。
なお、6月12日から14日にかけて、プラハにて国際フォーラム「GLOBSEC2025」が開催されている。