
ロシア、「蜘蛛の巣」作戦後に戦略爆撃機を極東に移動
アゲンストヴォが衛星画像を分析したAviVectorのオシント専門家の情報を元に報じた。
ロシアは、爆撃機「Tu160」をカムチャッカ半島のエリゾヴォ飛行場、チュクチ半島のアナディル飛行場、カザンのボリソグレプスコエ飛行場に分散させている。

報道には、ウクライナによる攻撃が行われる前は、イルクーツク州のベラヤ飛行場に配備されていた7機の「Tu160」が先週半ばまでにその基地を離れたと指摘されている。
そして、木曜日の朝までに、以前ムルマンスク州のオレニヤ飛行場に配備されていた3機の「Tu160」の内最後の1機が同基地を離陸。土曜日の朝までに、ムルマンスク近郊の飛行場から全ての「Tu95MS」も飛び立ったという。
さらに2機の「Tu160」は極東のアナディル(チュクチ半島)に配置されたという。近代化中の1機を含む3機の「Tu160」は、タタールスタン共和国のボリソグレプスコエ飛行場に配置されたとある。

エリゾヴォ飛行場(カムチャッカ半島)には3機の「Tu160」が見つかっている。
AviVectorは先週火曜日時点で、ウクライナによる無人機攻撃の翌日、オレニヤ飛行場から11機の爆撃機「Tu22M3」がアムール州のウクラインカ飛行場に送られたと伝えていた。

専門家たちは、サラトフ州のエンゲルス2飛行場から4機の爆撃機「Tu95MS」も同じ場所に向かったと伝えている。
また、エンゲルス2基地には日曜日の夜、6機の爆撃機「Tu22M3」が到着したという。
月曜日には4機の「Tu22M3」が北オセチアのモズドク航空基地に着陸。なお、同基地は最近、ロシア航空機のためにはほとんど使用されていなかったという。さらに4機の「Tu22M3」がタタールスタン共和国のボリソグレプスコエ飛行場で衛星によって確認されているという。
トップ写真:militarnyi.com