
ケロッグ米特使、ウクライナは30キロの非武装地帯の設置に応じる準備があると発言
ウクルインフォルム
米国のケロッグ・ウクライナ担当大統領特使は、ロシア・ウクライナ戦争における非武装地帯設置案について説明した際に、ウクライナは30キロメートルに及ぶ非武装地帯の設置に応じる準備があると発言した。
ケロッグ特使がフォックスニュースとのインタビュー時に発言した。
ケロッグ氏は、戦争が現在の前線に沿って凍結される可能性を排除せず、またそのラインに沿って30キロメートルの一時的非武装地帯が設置され、そこでは違反が、例えば「有志連合」によって、恒常的に監視される可能性に言及した。その際同氏は、「有志連合」には、英国、フランス、ドイツの他、ドニプロ川から西側の空をパトロールするために部隊を派遣する準備のある12か国が加わっていると発言した。
また同氏は、ウクライナは一時的非武装地帯の設置に準備があると発言し、その際ウクライナ軍とロシア軍は現在の衝突ラインからそれぞれ15キロメートルずつ後退し、それによって非武装地帯が設置でき、監視が可能になるとの案を示した。
同氏はその際、「彼ら(ウクライナ)は準備がある、一定期間、非武装地帯を設置することにだ。実質的に彼らは、『私たちは15キロメートル下がるので、あなた方、ロシア人も、15キロ下がるのだ』と言った。つまり、明確にコントロールされる30キロメートル圏だ。違反の有無は監視できるようになる」と発言した。
その他同氏は、30日間の包括的な停戦に合意できた場合、戦争は終結に向けた大きなチャンスを得ると述べ、なぜなら「戦闘行為が止まった後、再び紛争を始めるのは非常に困難だからだ」との見方を示した。
同氏はまた、結果を確保できる世界で唯一の人物は、ドナルド・トランプ氏だと訴えた。