第10回ウクライナ防衛支援調整会合がオンラインで開催

第10回ウクライナ防衛支援調整会合がオンラインで開催

ウクルインフォルム
15日、10回目となるウクライナ防衛問題コンタクト・グループ会合(ラムシュタイン会合)がオンラインで開催され、約50か国の代表者が参加した。

オースティン米国防長官は、会合後の記者会見時に今回の会合の結果を高く評価した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

オースティン氏は、「私たちは、先ほど私たちの第10回目の、非常に成功したウクライナ防衛問題コンタクト・グループ会合を終えた」と発言した。同氏はまた、世界中から参加した同盟国・パートナー国は、「ウクライナの自由をめぐる戦いを支持する上で団結と覚悟を確認した」と伝えた。

さらに同氏は、レズニコウ宇国防相から、ロシアの侵略に対抗する上での次の行動に関して明確なメッセージを受け取ったとし、ウクライナへの国際支援の緊急性を強調した。同氏は、「ウクライナは時間を無駄にできない。今日、私は、コンタクト・グループの同僚たちから、私たちのコミットメントを迅速かつ完全に履行しなければいけないことを認識していることを明確に聞いた」と伝えた。

同氏は、その支援とは、戦場に装甲車を送ること、ウクライナ軍人の訓練を行うこと、ウクライナ軍へすでに提供されたシステムの部品や技術的サービスを提供することを含むと発言した。

そして同氏は、「私たちは、新たな貢献の機会を模索し続けるし、今日私は、私たちの進展といくつかの新しいコミットメントについてのニュースを聞いた」と指摘した。具体的に同氏は、スウェーデンがウクライナに10両の戦車レオパルトと防空の重要要素を提供すると発表したとし、ノルウェーは、ウクライナに防空システム「ナサムス(NASAMS)」を提供するために米国と協力していると伝えた。また同氏は、オランダがウクライナへ新しい武器を提供するべく新たな契約を主導しているとし、さらにスロベニアが「装甲車を含むウクライナの複数の優先的需要を満たす上で役立つ」貢献を発表したと発言した。

ゼレンシキー宇大統領は、同日夜の国民向け動画メッセージで、今回のラムシュタイン会合につき報告し、「私たちの戦士たちのための弾薬、火砲、戦車、ウクライナの空の防衛、全てが話し合われた。決定もある」と述べつつ、決定内容については具体的に話さず、米国の調整や、各国の支援の準備につき謝意を伝えた

レズニコウ宇国防相は、会合後、ツイッター・アカウントで、「第10回ラムシュタイン会合は、楽観的気分を沸き立たせている。防空の強化、弾薬供給、訓練、『装甲の拳』の形成だ」と書き込んだ。また、レズニコウ氏は、オースティン氏や友好国へと謝意を表明した

デンマーク国防省広報室は、同日、ウクライナに対する総額10億クローネ(1億4000万ドル強)の軍事支援を発表した

発表には、同支援には、小火器弾薬、防空システムのミサイル、地雷除去用ロボット21台、軍用発電機15台、雨具一式1万5000個、移動式重火器修理ステーション9台、ハンガーテント6個が含まれると書かれている。


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