露占領軍、ルハンシク方面に火砲・戦車を集結:統一部隊作戦
ウクルインフォルム
欧州安全保障協力機構(OSCE)特別監視団(SMM)は、ウクライナ東部において、ロシア連邦占領軍とその傭兵がルハンシク市から南西方面に火砲・戦車を集結させていることを報告した。
29日、統一部隊作戦本部広報室が、SMMの報告書にもとづいて発表した。
発表には、「12月28日付SMM日報によると、SMMのミニ無人機(UAV)は、ルハンシク市から南西方向に、ロシア連邦武装集団傭兵に属する兵器の配備を確認した」と書かれている。
具体的には、撤収ラインに違反する形で、ブハイウカ(Buhaivka、ルハンシクから37km南西)付近に、2S1「グヴォズジーカ」 122mm自走榴弾砲12台、D-30「ジャーバ」122mm榴弾砲14台、MT-12「ラピラ」100mm対戦車砲6台が確認。フルスタリニー(Khrustalnyi 、旧名クラスニー・ルーチ、ルハンシクから56km南西)付近に、BM-21「グラート」122mm自走多連装ロケット砲22台が集まっているとのこと。
また、撤収ライン違反ではないが、撤収地点の外に位置している兵器として、ブハイウカ付近に戦車T-64が8両、9K35「ストレラ-10」近距離防空ミサイル・システム、2B11「サニ」120mm迫撃砲5台、対戦車ロケットシステム(おそらく、9P148「コンクルス」135mm)1台が確認。シムシニウカ(Shymshynivka、ルハンシクから27km南西)の演習場では、戦車T-72が11両確認されたとのこと。