25日のケルチ海峡事件のクロノロジー

25日のケルチ海峡事件のクロノロジー

ウクルインフォルム
2018年11月25日にケルチ海峡で発生した出来事を、ウクライナ軍参謀本部と同海軍の情報を基本としたクロノロジーを掲載する。

24日から25日にかけた夜間、ウクライナ海軍の船団がオデーサからマリウポリに向け事前に計画された移動を行っていた。同船団は、カッター船『ベルジャンシク』『ニコポリ』、タグボート『ヤニ・カプ』の3隻からなっていた。国際航海法にのっとり、彼らは、沿岸配備地点に対しケルチ海峡を通過してアゾフ海に入る意向を伝えてあった。国連海洋法条約と2003年ロシア・ウクライナ間アゾフ海・ケルチ海峡共同利用協定により、航海の自由が保証されているため、ロシア側にはウクライナの船舶の航行を邪魔したり停止したりする権利はない。それにもかかわらず、ロシア側は、ウクライナ艦船からの伝達に応答しないだけでなく、挑発的な行動をとり始め、タグボート「ヤニ・カプ」に対して激突をする等し始めた。その後、ロシア側はケルチ海峡を大型タンカーで封鎖し、アゾフ海と黒海の間の航行を完全に封鎖した。ケルチ海峡の両側で移動できない商業船が集まり始めていた。25日夜間、ウクライナ海軍の艦船がケルチ海峡を去り、沿岸からの12海里の地点を離れようとしている際、ロシア側がこれら艦船に攻撃した。ウクライナ側もこれに応戦。ウクライナの艦船は損壊し、移動を停止。ウクライナ兵6名が負傷した。ロシアの特殊任務部隊が、これら艦船をだ捕した。

11月25日のクロノロジー

午前3時58分

安全な航海に関する国際規範にのっとり、ウクライナ海軍装甲カッター船「ベルジャンシク」は、ロシアの国境警備局の沿岸配備地点と海洋港「ケルチ」と「カフカーズ」にケルチ海峡通過の意向を連絡。応答なし。

午前4時07分

ケルチ港管制塔からロシア黒海艦隊小型対潜艦「スズダレツ」に対しウクライナ海軍の艦船がケルチ海峡に入ろうとしているとの報告が聞こえる。同時に、「ケルチ」と「カフカーズ」の港の管制塔は、ウクライナからの連絡には引き続き応答せず。

午前8時30分

国連海洋法条約とロシア・ウクライナ間アゾフ海・ケルチ海峡共同利用協定にいちじるしく違反する形で、ロシア国境警備隊は、ウクライナ海軍の船団に対する攻撃的挑発を開始。ロシアの艦船「ソボーリ」、国境警備船舶「ドン」、カッター「マングスト」、小型船「スズダレツ」がウクライナの艦船に接近。「ドン」が「ヤニ・カプ」に激突し、破損させた。

午前10時~11時

ウクライナの船団は、この挑発行為後もマリウポリへの移動を継続しケルチ橋に接近。ウクライナ参謀本部は、ケルチ海峡の航行の自由は国際法で保証されていると喚起。

午後0時41分

ウクライナ外務省は、ロシアの行為を侵略的と呼び、同国の行為は一線を越え、国連海洋法条約にいちじるしく違反していると指摘した。

午後1時12分

ロシア軍の攻撃ヘリコプター「Ka-52」2機がウクライナ海軍船団について飛行していることが確認される。ウクライナ海軍は、ケルチ海峡通過を3時間待っている。

午後1時42分

ロシア側は、ケルチ橋下の浅い部分に大型タンカーを移動させたという情報が確認される。同タンカーは、ケルチで修理されていたもの。これにより海峡の通行は完全にブロックされた。

午後6時31分

ウクライナ大統領の指示を受け、イェリチェンコ駐国連ウクライナ常駐大使が、国連安全保障理事会に対し、ケルチ海峡情勢に関する会合の緊急開催を要請。

午後7時ごろ

ウクライナ海軍の船団は、更なる激化を避けるべくケルチ海峡から後退し始める。ロシア側は同船団を追跡し、武器使用による脅迫をしつつ、航行停止を要求。ウクライナ船団は、移動を継続。

午後8時28分

ウクライナ側が沿岸からの12海里圏を離れようとしているとき、ロシア国境警備隊は武器を使用。「ニコポリ」が損壊し、速度が低減。兵1名が負傷。ウクライナの艦船には、反撃の命令が下る。

午後9時00分

カッター船2隻が、ロシア側からの攻撃で損壊し、強制的に停止。タグボート「ヤニ・カプ」も停止。これら3隻は、ロシアの特殊任務部隊がだ捕したと伝えられる。兵2名が負傷。

午後9時30分

ポロシェンコ大統領が午後10時00分からケルチ海峡での非常事態に関連し軍事キャビネットを招集すると伝えられる。

午後10時20分

兵6名の負傷が伝えられる。


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