ロシア、ウクライナの艦船をケルチ海峡でだ捕:ウクライナ海軍発表
ウクルインフォルム
ウクライナ海軍は、ロシアの特殊任務部隊がウクライナの艦船3隻をだ捕したと伝えた。3隻の艦船は、はじめ移動を妨害され、その後ケルチ海峡でロシアからの攻撃を受けていた。
25日、ウクライナ海軍司令部広報室が発表した。
発表には、「最新情報では、装甲カッター2隻『ベルジャンシク』、『ニコポリ』が敵から攻撃を受け、操縦不能となった。急襲用タグボート『ヤニ・カプ』も、停止をせざる得なくなった。これら3隻は、ロシアの特殊任務部隊にだ捕された。また、ウクライナ海兵2名が負傷したとの情報もある」とある。
また、同時に、ウクライナ軍事ポータルは、ウクライナ海軍によるプレゼンス強化を防ぐため、ロシアは掃海艦「海軍中将ザハリン」とプロジェクト1204警備艇「シュメリ」2隻をアゾフ海に投入したと報じた。タラス・チュムート・ウクライナ軍事ポータル代表は、「これらの艦船は、ケルチ海峡アゾフ海側方面にある小型武装ボート『ルブニ』と『クレメンチューク』の行動を抑制した」と伝えた。
これまでの報道では、25日、ウクライナ海軍司令部は、ロシアの国境警備船がオデーサ港からアゾフ海のマリウポリ港へと向かうウクライナの艦船に対し、攻撃的行為を実施。具体的には、ロシア国境警備船舶『ドン』がウクライナのタグボート「ヤニ・カプ」に激突し、主エンジン等の損壊が起きていた。