「ナチス追放を思い出しては、ロシア追放を近づけている」=ゼレンシキー宇大統領演説全文

「ナチス追放を思い出しては、ロシア追放を近づけている」=ゼレンシキー宇大統領演説全文

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、10月28日がナチス占領からのウクライナの解放を記念する日であることを喚起しつつ、現在の戦いによってウクライナは必ず解放されると発言した。

ゼレンシキー大統領が28日0時に公開された動画メッセージにて発言した。全文以下のとおり。


こんばんは、光の戦士たちよ! 常に戦う準備のあるエネルギーに満ちた民よ! 246日目の戦いの日が終わろうとしている。

私たちは、抵抗を続けている。侵略者は、テロを続けている。またしても空からカラスの群れが私たちを襲ってきている。2日間で30機以上の無人機が放たれた。私たちの空の防衛者たちは、国の深部への敵のハゲワシの突破を許さず、23機の(編集注:自爆型無人機)「シャヘド」を墜落させた。さらに、Kh-59誘導航空ミサイル、Ka-52攻撃ヘリ2機、Su-25攻撃機1機が金属クズと化した。総じて、この期間に、ロシアは4500回のミサイル攻撃と8000回以上の空襲を行った。しかし、私たちは戦っており、さらに撃墜をしていく。私は、私たちの空の守護者たちに感謝している。

また、このような「シャヘド」を「狩る者」のための募金に参加してくれた人たち皆にも感謝している。「U24」プラットフォームだけでも、世界70か国から6億6500万人の人が参加した。どこから、ウクライナのどこへと飛んでこようが、私たちは、協力して全ての金属の化け物の翼を必ず切り裂く。敵の航空機は落ちる。敵のヘリは落ちる。シャヘドも落ちる。倒れないのは、ウクライナの民だけだ! 間違いなく世界の歴史に残る英雄的な民は倒れない。

今日はそういう日である。今日はもう歴史だ。時計はもう0時である。カレンダーでは、もう10月28日である。毎年、この日は私たちは、ナチス占領からのウクライナの解放を祝っている。私たちは、第二次世界大戦で戦い、ナチズムに勝利したウクライナ人に敬意を表している。今日、私たちは、手には花ではなく、武器を携えて、その敬意を示している。今日、私たちの先祖の偉業の記憶を維持することは、彼らの達成したことを守ることと同義である。私たちは、ナチスト追放を思い出しては、露シスト(編集注:ロシア+ファシストの造語)追放を近づけている。

1945年に完全に倒した、徹底的に燃やし尽くしたと思っていた悪が、80年経って灰から復活している。立ち上がっている。存在可能となってしまっている。どうしてそのようなことになってしまったのだろうか? 気付かれることなく、そして非常に急速に(復活している)。まるで1日が次の日を変えているかのようだ。一瞬で。新たな日と新たな悪が瞬時にやってくる。世界が気付かない内に。ある者は眠気の中で、ある者はぐっすり寝ている最中に、ある者は注意を向けず、ある者は意義を見出さない瞬間にそれはやってくる。総じて、皆黙っては同じように「私のところには来ないだろう」と思うのだ。「戦争はどこか遠くのこと。トランスニストリアのどこかのこと。モルドバの人たちの問題。アブハジアやオセチアのこと。ジョージアの人たちの問題。クリミアやドンバスのこと。ウクライナの人たちの問題。私たちには関係ない。私たちのところには飛んでこない。私たちのところまではやってこない」。

残念ながら、その結果として、それが皆にとっての問題となっているのだ。

遅かれ早かれ、恐ろしい戦争の思い出は、恐ろしい現実となる。隣人が侵略者となる。侵略者がテロリストとなる。ナチズムが手本となる。それは、新しい仮面をつけて、新しいスローガンを引っ提げてやってくるかもしれない。ただし、目的は全く同じだ。残念ながら、私たちは、そのことを本から知っているのではない。私たちは、悪がどのように自分たちの家に入ってくるのかを、前世紀にも、8年前にも、8か月前にも知らしめられている。西の国境の侵害、あるいは、北、東、「併合」下クリミアからの襲来のことも知っているし、平和な街に対する爆弾や巡航ミサイルでの攻撃のことも知っている。

私たちは、ドニプロ水力発電所への爆発物設置や、ザポリッジャ原発の占拠がどう行われるかも知っている。赤十字が描かれている、あるいは「子供」と書かれているのに爆弾が投下されることも知っている。「飢餓計画」に従ってどのように穀物が盗まれるかも、どのように地球全体に飢餓の脅威が作り出されるかも知っている。どのように人々が拉致され、追放されるのかも。どのように子供たちが拉致され、追放されるのかも知っている。

悪の形は変わった。しかし、その本質は変わっていない。悪は常に同じように行動を始める。侵略者は自らを「解放者」と呼ぶ。自国軍の侵略を「自衛」と呼ぶ。80年前同様、ウクライナの民は、故郷の土地を守るために立ち上がっている。そして、敵の電撃戦の計画は失敗している。

悪は常に同じように行動する。民間人を殺しながら、軍事施設だけ攻撃していると主張する。封鎖や選別キャンプを作り出す。シレツはオレニウカとなる。町や村を殲滅する。コリュキウカはブチャとなる。

しかし、遅かれ早かれ、戦争犯罪は明らかになる。世界の対応は痛みを与えるものとなる。和平政策は、厳しい対抗となる。悪の置かれた状況は、「ツークツワンク」となる(編集注:チェスにおける、打てる良い手のない状況)。

そして、悪は常に同じように終わりを迎える。占領者は降伏者となる。侵略者は逃亡者となる。戦争犯罪者は裁かれ、侵略は判決となる。破壊は賠償となる。敵の機材は博物館の展示品となる。祖父たちの偉業は、孫たちの勝利となる。

私たちの戦い247日目にして迎える「ナチスからのウクライナ解放の日」は、象徴となる。私たちの戦いの結果は、必ず私たちのウクライナの解放となる。奪われた領土は自由になる。これまでずっとそうであったように、未来でも必ずそのようになる。ヘルソン、ドンバス、ルハンシク、クリミアの未来においてもだ。なぜなら、私たちの大地は常に自由だからだ。抵抗は誇りとなる。戦いは勝利となる。ウクライナは1つになる!

今日のロシアの唯一の戦術はテロである。そのような戦術の唯一のあり得る終幕は、敗北である。テロは彼らの弱さの証拠となり、私たちの強靭さにとってのテストとなる。

砲撃が私たちを壊すことはない。私たちの空を飛ぶ敵のミサイルより怖いのは、私たちの大地で敵の国歌を聞くことだ。暗闇が私たちを恐れさせることはない。私たちにとって、明かりがなくなるより暗いのは、自由がなくなる時だ。私たちの軍人は強い。ボランティアたちは疲れ知らずだ。パートナーたちは理想的だ。人々は、不屈だ。

世界第2位の軍は、さらに小さくなっていく。敵の損耗はさらに大きくなっていく。私は、敵のプロパガンダが機能していないこと、挑発が効果を持たないこと、脅迫を怖れるものがいないことを確信している。どのような困難な冬も、私たちを恐れさせることはない。私たちは、最も暗い夜も明けることを知っている。

私たちは、占領者皆が私たちの大地から同じように逃げていくのを知っている。「大管区指導者」やら自称「知事」やらも同じように終わりを迎える。

「国家弁務官」やらも偽「共和国」も同じように死を迎える。そして、私たちの全ての街には、必ず同じように私たちの旗が掲げられる。そして、「ユンカース」も自爆型無人機も同じように墜落する。そして、私たちの空には、必ず私たちの鳥が飛ぶ。青色の、私たちの「ムリーヤ(夢)」が!

第二次世界大戦にてナチズムと戦った全ての人たちに栄光あれ! 現在ウクライナのために戦っている全ての人に栄光あれ!

歴史に残る私たちの民に栄光あれ!

ウクライナに栄光あれ!


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