「自らの命と自由を守って戦え」=ゼレンシキー宇大統領、ロシア連邦の先住民たちに呼びかけ【全訳】

「自らの命と自由を守って戦え」=ゼレンシキー宇大統領、ロシア連邦の先住民たちに呼びかけ【全訳】

動画
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、ロシア連邦のコーカサス、シベリア、その他の地域に暮らす先住民に対して、ロシア政権が動員を通じて戦争に送り込んで彼らを滅亡させようとしていると述べ、この恥ずべき戦争に加わらないよう呼びかけた。

大統領府がゼレンシキー大統領のロシア語によるメッセージ動画を公開した。演説のウクルインフォルムによる全訳以下のとおり。


コーカサスの民たちよ!

私は今、キーウ市内の1860年代にダゲスタンとコーカサス全体の英雄であるイマームのシャミルが住んでいた地区にいる。ご覧のとおり、ウクライナはあなた方の英雄を讃える術を知っている。私たちは、私たちの民の文化を融合させた場の記憶を維持している。

ここは私たちの首都の中心地だ。ロシア政権がミサイル、爆弾、軍隊を送っているウクライナの何百の町の一つだ。コーカサスの人々は、それが何を意味するか知っているはずだ。コーカサスはそれを見てきたはずだ。

すでに218日、私たちは、私たちよりもミサイルや兵員を多く抱えながらも、完全に節度を失った者たちから身を守っている。これは、ロシアの卑劣で犯罪的な戦争である。そして、私たちは、自分の近しい人々、ウクライナの独立を守るために、あらゆることを行っている。それが私たちの聖なる義務なのだ。私たちの親に対する義務。私たちの子供に対する義務。私たち民の全ての世代、私たちの大地に、かつて生きた人、これから生きていく人に対する義務だ。私たちは、他人の物は要らない。

すでに5万8500人のロシア兵がウクライナで死んだ。彼らは私たちを殺しにきて、死んだ。あなた方には、その数字は伝えられていない。あなた方は、死んだのは約6000人だとかいう嘘をつかれている。5万8500人だ! そこに真実がある。彼ら全員、この戦争を1人の人物が望んだことで死んだのだ。多くの人が仕えるたった1人の人物がそれを望んだがために。

コーカサスの民たちよ! ロシアの全ての民たちよ! この戦争を望む1人の人物に仕える多くの人の中に混ざるべき理由は、あなた方には一つもない。あなたたちは、ウクライナで死ぬ必要はない。あなた方の息子は、ウクライナで死ぬべきではない。あなたたちには、そのような義務はない。あなたたちの親に対しても、あなたたちの子供に対しても、あなたたちの未来に対しても、あなたたちの大地の未来に対しても、そのような義務はないのだ。あなたたちはそのことを知っているはずだ。

私たちは、あなた方が犯罪的動員に対して抵抗しているのを見ている。ロシアは動員によって自らの正規軍の失敗、犯罪的命令の失敗を覆い隠してしまおうとしている。あなた方は、そのような失敗などないと嘘をつかれている。

ロシアにとってのこの愚かな戦争を終わらせるのではなく、ロシア政権は、死者の出た場所にさらに人を送ろうとしている。その人たちを待っているのは何だろうか? あなた方はその答えを知っているはずだ。

ウクライナは、防衛を続け、この私たちに対して始められた戦争に勝利する。なぜなら、私たちは自分の大地にいるからだ。私たちの側には真実がある。私たちの側には、全ての文明社会がついている。私たちは、地球上の全ての人にとっての真理である、命と自由のために戦っている。全ての家族、全ての子供たちが幸せになる権利のために戦っている。

ロシアは孤独となった。もう孤立しており、この戦争によって裁かれる。「真実に対して武器を掲げた者は皆、実のところ、自らの死へとその武器を掲げているのだ」。クレムリンはどうやら、イマーム・シャミルのその言葉を知らないようである。しかし、この言葉はコーカサスでは知られているはずだ。その言葉は、この戦争に人が送られているシベリアやその他の地でも聞かれるべきだ。

そして、今、動員が行われている。死を免れるために戦いたまえ! 今こそ、通りと広場にて、自らの自由を守りたまえ! あとでロシア政権が次の動員の波を始めてから、山や森で、自らの生きる権利のために戦わなくても済むように。

あなたたちは、30万人しか動員しないという話を信じているだろうか? この戦争を始めた人物は、1回の動員では止まらない。動員はさらに行われる。彼は、他の者の命も奪う。

彼は人を軽んじている。彼は、生者にも死者にも敬意を払わない。

ウクライナには、様々な地域出身の何千ものロシア兵の死体が置き去りにされている。彼らは、戦場で死に、安置所に置かれている。

それはロシア軍が焼き去ってしまわなかった遺体のことだ。ロシア軍は、自国兵の遺体を消してしまうために移動型死体焼却車両を連れている、世界で唯一の軍である。しかし、その軍は、今はただ逃げ回っており、遺体だけでなく、戦車や多連装ロケットシステムも捨て去っている。

どうなっているのか、よく考えてくれ! 私たちは、現在動員されているロシア国民に対して、ある特別なメッセージを伝えるための情報活動を始めざるを得なくなっているのだ。そのメッセージとは、「あなたたちが殺された時、認識票すらない場合、私たちがあなたたちの親族を見つけられるように、せめて名と姓のタトゥーだけでも入れておいてくれ」というものだ。ロシア政権は、この戦争に、認識票すら持たない人々を送り込んでいる。さらには、身分証すら持たない者もしょっちゅういるのだ! 彼らはあえてそうしている。あなた方に後でここで死んだ人の数について嘘をつきやすくするために。それが彼らの「特別作戦」である。嘘とテロと先住民絶滅の特別作戦だ。

犯罪動員の最初の一週間で、すでに戦争へ送るために集まった人より多くの人がロシアを出国した。クレムリンはこれにどう対応しているか? 彼らは、自国民に対峙させるために軍をロシア国境に送っているのだ! 恥だ! 何らかの偽「住民投票」、何らかの自白と併合からなる嘘は、ロシアにとってさらに大きな恥辱で終わることだろう。

その恥ずべき戦争には、誰も参加すべきでない。ダゲスタン人は、ウクライナで死ぬべきではない。チェチェン人、イングーシ人、オセチア人、チェルケス人、その他ロシアの国旗の下に入ることになったあらゆる民についても同様だ。総じて、約200の様々な民がいる…。あなた方は、誰が彼らをウクライナに送っているか知っているだろうか。送っている者たちは、人々を「貨物200便」(編集注:軍の死亡者運送を示す軍用語)にしたがっているのだ。

あなたたちはそれを望んでいるのだろうか? あるいは望んでいないのか? 私は、あなたたちが生きたがっていると確信している。私は、あなたたちが嘘に疲れていると確信している。私は、あなたたちが今こそ戦わねばならないことを知っていると確信している。

ロシア国民が戦争へ行くことになるように、人々は意図的に貧困へと追いやられている。借金を作り出された。人々は、弾圧で脅され、プロパガンダで嫌がらせを受けている。あなたたちは、それを変えることができる。誰があなたたちにとっての本当の象徴であるか、誰があなたたちにとって英雄であるか、誰があなたたちの歴史上のプライドであるか、そして、誰があなたたちを単に利用したがっているのかを、あなたたちは理解しなければならない。

「戦いたまえ、さすれば勝たん!」


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