ロシア軍、制圧したマリウポリの住民の軍動員を継続
ウクルインフォルム
一時的にロシア軍の制圧下に入っているウクライナ東部マリウポリでは、住民に対する軍への秘密動員が継続しているという。その際、ロシア側は、住民に仕事があると提案しつつ、実際にはロシア武装集団「DPR」へと入れて、前線に送るのだという。
15日、マリウポリ市議会がテレグラム・チャンネルで地元住民から得たとする情報を伝えた。
市議会は、「マリウポリでは、秘密動員が続いている。住民たちにはSMSが届き、いわゆる『国家準軍発掘救助局』なるところでの仕事が提案されている」とし、住民はドネツィク、ホルリウカ、マキーウカといった町で運転手や機械士として働くことが提案されると伝えた。
市議会は、しかし「実際には、秘密動員が行われているのだ。人々は、集められ、前線に送られている。ドネツィク市で行われていたのと同じである。そのようにして、ロシア人は、自分たちの地点を守るために、一般のマリウポリ市民を砲弾の餌食に利用したがっているのだ」と伝えた。
その上で、市議会は、マリウポリ市民には、ロシア侵略者のそのような提案に乗らないよう、町を出て命を危険にさらすことのないように呼びかけた。