10日のドネツィク州の露軍攻撃による民間人死者11人=各地情勢

10日のドネツィク州の露軍攻撃による民間人死者11人=各地情勢

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ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は、10日〜11日朝までの期間に、ウクライナの7周を攻撃。ドネツィク州では民間人11名が死亡した。

11日8時時点の各地軍行政府の情報をもとにした報告書に書かれている。概要以下のとおり。

ドネツィク州(東部):11日未明、ロシア軍は、地対空ミサイルシステムS-300を使い砲撃実施。少なくとも民間家屋3軒が損傷。10日、敵は、ドネツィク州のアウジーウカ、クラスノホリウカ、クラホヴェ、バフムート、マルインカ、カムヤンカ、カルリウカ、オレクサンドロピリ、ラストチュキネを砲撃。集合住宅2軒、民間家屋12軒、アウジーウカ・コークス工場建物、電線、自動車が損傷。過去24時間で民間人が11名死亡、8名が負傷。

バフムートの露軍砲撃被害の様子 写真:検事総局

スーミ州(北部):11日未明、ロシア軍は、ホチン共同体、ユナキウカ共同体、セレディノ=ブド共同体への砲撃あり。10日、ロシア軍は、約200弾の越境砲撃をビロピッリャ共同体、クラスノピッリャ共同体、ノヴォスロビダ共同体、スーミ共同体、ホチン共同体に対して行った。敵は、銃も使用。砲撃により複数自治体でガス供給が停止。

写真:ジヴィツィキー・スーミ州軍行政府長官(テレグラム)

ドニプロペトロウシク州(南部):ロシア軍は、ニコポリ地区、クリヴィー・リフ地区、シネリニコヴェ地区、ドニプロ地区を砲撃。ニコポリ地区では、ニコポリとチェルヴォノフリホリウカ共同体が砲撃を受けた。ニコポリでは、住民3名が死亡、9名が負傷(内1名は13名の児童)。市内では、40軒以上の集合住宅、学校3校、店、ガレージ、自動車が損傷。電線が断線し、6000人以上が停電被害を受けた。ニコポリでは、救助隊が倒壊した集合住宅の瓦礫の撤去を行っている。チェルヴォノフリホリウカ共同体では、14軒家屋、診療所、スタジアム、店が損傷。電線も断線。1000人以上が停電被害を受けた。犠牲者なし。シネリニコヴェ地区では、ロシア軍はヴェリコミハイリウカ共同体を砲撃。数軒の建物と製粉所が損傷。高齢の夫婦が負傷。女性は病院へ搬送された。クリヴィー・リフ地区では、ロシア人は多連装ロケットシステム「ウラガン」でゼレノドリシク共同体を攻撃。火災2件発生。犠牲者なし。ドニプロ地区では、ミサイルの着弾が確認。

ニコポリの11日未明の砲撃の被害 写真:レズニチェンコ・ドニプロペトロウシク州軍行政府長官(テレグラム)

ハルキウ州(東部):11日朝4時30分頃、ハルキウ市キーウ地区への砲撃あり。1階建てオフィス、住宅のバルコニーと窓が損傷。火災、犠牲者なし。ハルキウ州内では、ロシア軍は、ハルキウ地区(ツィルクニにて火災12件発生)、チュフイウ地区。イジューム地区を攻撃した。過去24時間で1名が負傷。

ツィルクニの火災 写真:国家非常事態庁(テレグラム)

チュフイウ地区スタリー・サルチウ町への砲撃被害 写真:国家警察ハルキウ州総局(テレグラム)

ルハンシク州(東部):10日、ロシア軍は、州境上の8つの自治体近くで航空機を使用。侵略者は、8方面で同時に襲撃するも、ウクライナ軍が撃退した。3地点では現在も戦闘が継続。

ミコライウ州(南部):昨晩と今朝、ロシア軍は、ペルヴォマイシケ共同体コスチャンティニウカを砲撃。犠牲者なし。バシュタンカ地区では、昨日夕方から、シローケ共同体の自治体への砲撃が継続している。ベレズネフヴァテ共同体の自治体への共同体が継続。過去24時間、レペティハとカウカズへの砲撃があった。ベレズネフヴァテへは、弾薬・破片の着弾により、乾燥した草が炎上した。

ヘルソン州(南部):ウクライナ軍が侵略者への攻撃を行っている。特に、ウクライナ軍は、カホウカ水力発電所のある地区の橋を攻撃した。本日未明、ロシア側の複数の倉庫と拠点を破壊した。

ヘルソン州オソコリウカ、トルドリュビウカ、イヴァニウカ、ノヴァ・シェスチルニャ、ノヴォヴォロンツォウカの被害報告 写真:国家警察ヘルソン州総局(フェイスブック)

その他の州は相対的に平穏だった。


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