ロシア軍、ハルキウ州をミサイル攻撃 北部へはロシア領から砲撃あり=ウクライナ各地情勢

ロシア軍、ハルキウ州をミサイル攻撃 北部へはロシア領から砲撃あり=ウクライナ各地情勢

写真
ウクルインフォルム
ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は27日未明、東部ハルキウ州へミサイル攻撃を行った。

検事総局がフェイスブック・アカウントにて報告した

発表には、27日4時30分頃、ロシア軍によるハルキウ市インドゥストリアリニー地区への攻撃があり、結果、工場が損傷、交通手段10台が炎上し、100平方メートル近くで火災が広がったと書かれている。

また、4時20分頃、ハルキウ州チュフイウ地区コチェトクの教育施設の校舎の1つがミサイル攻撃で破壊されたと発表された。

また、26日、国家非常事態庁は、フェイスブック・アカウントにて、25日のハルキウ州チュフイウへのミサイル攻撃にて破壊された文化会館の瓦礫の下から、住民3名の遺体が見つかったと伝えた

国境警備庁は、フェイスブック・アカウントにて、北部チェルニヒウ州とスーミ州にて、26日を通じて5つの自治体がロシア軍の越境砲撃を受け、住民1名が負傷したと伝えた

発表には、26日、ロシアの砲撃を受けたのは、スーミ州のエスマン共同体、セレディノ=ブド共同体、クラスノピッリャ共同体、チェルニヒウ州のセメニウカ共同体、スノウシク共同体だと書かれている。

クラスノピッリャ共同体へは、ロシア領自治体テレブリノから、多連装ロケットシステム「グラート」と120ミリ口径迫撃砲にて、約30回砲撃されたという。エスマン共同体へは、多連装ロケットシステムと迫撃砲にて、20回以上の砲撃が確認。セレディノ=ブド共同体へは、迫撃砲で2回攻撃、15回の爆発が確認。結果、65歳の女性が負傷したという。セメニウカ共同体とスノウシク共同体へは、それぞれ約20の砲弾が榴弾砲にて放たれたと書かれている。

南部ドニプロペトロウシク州のレズニチェンコ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、27日未明、同州のニコポリ地区とクリヴィー・リフ地区へ砲撃が確認されたと報告した

レズニチェンコ氏は、「夜間、私たちは再び砲撃を受けた…。ロシア軍は、ニコポリ地区とクリヴィー・リフ地区の2地区を砲弾で襲った。ニコポリ地区へは敵は2回グラートで砲撃し、最大40発の砲弾を放った。マルハンカにて、54歳の女性が負傷した。彼女は病院だ」と書き込んだ。

また、マルハンカでは、8階建て集合住宅、病院、幼稚園、産業企業の輸送手段が損傷したという。

さらに、ゼレノドリシク共同体では、敵の榴弾砲での攻撃があり、ヴェリカ・コストロムカで電線が損傷。停電が一部で生じたが、人的被害は出ていないと伝えられた。

その他、各軍行政府の27日8時時点の情報をもとにした報告書の概要は以下のとおり。

ハルキウ州(東部)その他:昨晩、チェルカシカ・ロゾヴァ村とツィルクニへ着弾あり。民間住宅が炎上。犠牲者なし。過去24時間で、ボロドゥヒウ地区とチュフイウ地区への砲撃あり、住宅が損傷。ゾロチウでは農業企業の敷地に被害。

ルハンシク州(東部):侵略軍はミサイルにて自治体2つを攻撃、榴弾砲と迫撃砲の砲撃もあり。無人機も使われている。ウクライナ軍は、6つの地点(特にヴェルフニョカムヤンカ)で敵の襲撃を制止。

ドネツィク州(東部):敵は、ソレダール、アウジーウカ、バフムート、シヴェルシク、ヴェセレ、オピートネ、ペルヴォマイシケ、クラヒウカ、ホーストリー、ヤブルニウカを砲撃。バフムートでは、砲撃により、ホテルやその他建物が損傷。負傷者あり。クラスノホリウカが集中的砲撃を受け続けている。州内はガスが止まっており、水と電気も部分的に停止中。州民の避難が続いている。過去24時間で、住民が1名死亡、1名負傷。

ミコライウ州(南部):朝、敵がミコライウ市を砲撃。産業地区と修理企業に着弾あり。住宅と民間乗用車も損傷。犠牲者なし。ミコライウ地区では、ヴェスニャネ、シローケ、ベレズネフヴァテ共同体、レペティハ、カウカズへの砲撃あり。犠牲者情報なし。

ヘルソン州(南部):ヘルソン市含め、州内情勢は困難。過去24時間、爆発が聞かれた。毎日、州からと州への移動が困難になっている。ヘルソン市では、水道局含む複数の公共企業が占拠され、新しい料金請求書が送られ始めている。また、8月1日から公共交通機関の新しい乗車料金が適用されると発表された。ヘルソン州とザポリッジャ州の被占領地の教師達には、学校のためのロシア文学集・シンボル集が送られている。

その他の地域は相対的に平穏だった。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用は検索システムに対してオープンである一方、ukrinform.jpへのハイパーリンクは第一段落より上部にすることを義務付けています。加えて、外国マスメディアの報道の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びキャリー元マスメディアのウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。オフライン・メディア、モバイル・アプリ、スマートTVでの引用・使用は、ウクルインフォルムからの書面上の許可を受け取った場合のみ認められます。「宣伝」と「PR」の印のついた記事、また、「発表」のページにある記事は、広告権にもとづいて発表されたものであり、その内容に関する責任は、宣伝主体が負っています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-