26日朝、ウクライナ南部へのロシア軍攻撃相次ぐ=各地情勢

26日朝、ウクライナ南部へのロシア軍攻撃相次ぐ=各地情勢

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ウクライナ南部オデーサ州では26日朝、ロシア軍の戦略爆撃機を用いたミサイル攻撃が行われた。

ブラッチューク・オデーサ州行政府長官顧問がテレグラム・チャンネルにて伝えた

ブラッチューク氏は、「ミサイル攻撃が戦略爆撃機を用いて実施された」と伝えた。

ゼレンシキー宇大統領は、インスタグラム・アカウントにて、同ミサイル攻撃はオデーサ州ザトーカに対して行われたものだと報告した。

ゼレンシキー氏は、「朝、普通の村ザトーカでは、人々は、のんびり暮らしていた。普通に生活していたのだ。基地も、軍隊もない。ロシア連邦のテロリストたちは、ただ攻撃したかったのだ」と書き込んだ。

また同氏は、ロシア侵略者は全員ウクライナに対する戦争の責任を負うとし、「一人一人だ。私たちの生活を破壊する自称『解放者』皆だ」と強調した。

また、南部ミコライウでは、シェンケーヴィチ市長が、テレグラム・チャンネルにて、26日朝のロシア軍の攻撃により、暖房設備が破壊されたと報告した

シェンケーヴィチ氏は、「今日の砲撃の際、市の暖房施設の一つが被害を受けた。着弾により、建物の一部が破壊された」と伝えた。

同氏はまた、関連企業が被害を評価し、冬季の暖房シーズンに向けた準備を行うと伝えた。

その他、キム・ミコライウ州軍行政府長官も、ツイッター・アカウントで同日朝のミコライウ州への攻撃を報告している。

その他、各地軍行政府の26日8時時点の情報にもとづく報告書の概要は以下のとおり。

チェルニヒウ州(北部):夜間敵は迫撃砲でノウホロド=シヴェルシキー地区の村の付近を砲撃。犠牲者・破壊なし。24時間で9回砲撃あり。

スーミ州(北部):夜間、敵は迫撃砲でセルデォノ=ブド共同体を砲撃。5発着弾。犠牲者・破壊なし。

ドニプロペトロウシク州(南部):敵は再びクリヴィー・リフ地区とニコポリ地区を砲撃。

ハルキウ州(東部):ロシア軍は、ハルキウ市の民間インフラを攻撃。また、同州チュフイウを再び攻撃し、重要インフラに着弾あり。救助隊は、昨日の文化会館の破壊の被害を片付けている。地下にはまだ人が残っている。ツルキニ共同体、バラクリヤ共同体は、敵攻撃にて送ガス菅が損傷。

ルハンシク州(東部):ロシア軍は、多連装ロケットシステムと榴弾砲で、自治体を砲撃。航空機の使用もあり。最近、ロシア占領政権は、制圧した領土で活発にいわゆる「住民投票」の準備をしている。ルハンシク市では、「住民投票市民本部受付」が開設された。

写真:ルハンシク州軍行政府(フェイスブック)

ドネツィク州(東部):ロシア軍は、バフムート、ソレダール、クラスノホリウカ、マルインカ、アウジーウカ、トレツィクを榴弾砲、迫撃砲、多連装ロケットシステム「グラート」、航空機、ミサイルで攻撃。また、トネンケ村、ネタイロヴェ村、ヘオフリーウカ村、ヴェリカ・ノヴォシルカ町にも被害が出た。夜間と朝、ロシア軍は、トレツィクをミサイルで攻撃し、チェルカーシ共同体へとクラスター弾で砲撃。民間住宅が3軒損傷。アウジーウカの旧市街へ迫撃砲砲撃あり。過去24時間で、民間人3名死亡、8名負傷。

ミコライウ州(南部):ミコライウに対して大規模なミサイル攻撃あり。暫定情報では、着弾と破片により、重要インフラ施設と自動車輸送企業に被害が出た。暫定情報では、犠牲者なし。また、同市周辺にもミサイル着弾あり。さらに、市の港インフラ破壊の試みあり。朝、オリシャンシケ共同体のインフラ施設が砲撃された。犠牲者なし。昨晩から今朝にかけて、ノヴォミコライウカ、シローケ、チェルヴォナ・ドリーナへ砲撃あり。犠牲者なし。ベレズネフヴァテ共同体のコンタクト・ライン沿いの村が恒常的な砲撃を受けている。昨晩マリーウカへの砲撃で民間住宅が破壊された。犠牲者情報なし。

ヘルソン州(南部):ベリスラウ地区とカホウカ地区で戦闘継続。解放された村々にて厳しい状況が続く。村によっては完全に破壊されている。カリニウ共同体、ヴェリコオレクサンドリウカ共同体の村の状況が危機的。ヘルソン州の重要問題の一つが、学業年度の開始。ロシア侵略者たちは、州全体で20校強の教育施設が開かれると発表している。

その他の地域は相対的に平穏だった。


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