ウクライナとロシアの間には巨大な断絶がある=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナとロシアの間には巨大な断絶がある=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、ウクライナとロシアは国境を接しているが、両者の間には巨大な断絶があると指摘した。

ゼレンシキー大統領がカナダの大学の学生たちとのオンライン対話の際に発言した

ゼレンシキー氏は、「ウクライナとカナダの間には大洋と7000キロメートルがあるが、しかし私たちの間には完全な理解がある。ウクライナとロシアは共通の国境が隔てているが、しかし私たちの間には、巨大な断絶がある。言葉、行動の断絶、そして、価値観の断絶だ。2019年、私は自らの『夢の国』について話をした。『人』が最高の価値である国についてだ。2022年、私たちは、『武器』が最高の価値である侵略国と戦っている」と発言した。

また同氏は、ウクライナの大規模なデジタル化が自らの目標としていたと述べ、その結果、ウクライナは「スマートフォンの中の国家」となったと指摘した。他方で、ロシア連邦の目的は、ウクライナの大規模な占領だと指摘した。

同氏は、「そして、私たちは軍靴を履く国となった。戦車、飛行機、船に乗る国となった。塹壕、シェルターの中の国となった。私たちの形は変わった。しかし、私たちの世界観は変わらない。目的へと達するための道は変わった。しかし、目的そのものは変わらない」と強調した。

さらに同氏は、ウクライナの大学の教師たちは現在しばしば塹壕からオンラインでスカイプなどを通じて講義をしており、学校の先生たちは動画授業を作ったり、空襲警報下、地下鉄の駅で児童に授業を行ったりしていると伝えた。また、ウクライナ軍人たちは前線の拠点に残ったまま、ズームを使って結婚式を挙げることもあると指摘した。

同氏は、「3年前、真の非中央集権化が私たちの目的となった。3年前、誰にもわからない『非ナチ化』がロシアの目的となった。3年前、私たちは強力な地方自治について話していた。3年間、私たちは強力な地域防衛について話してきた。当時は全く異なる時代だったし、私たちの目的も異なっていた。唯一の修正は、全てのことを実現するために、今日、私たちが世界第2の軍と戦っている、ということだ。私たちは、自らの未来のために戦っている。自らの自由のため、自らの大地のため。80年前の、第二次世界大戦の時と同じ様に」と強調した。

写真:大統領府


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