行方不明とみなされているウクライナ民間人は最大1万6000人=オンブズマン
ウクライナのルビネツ最高会議(国会)人権問題全権代表は26日、ウクライナは、ロシアが拘束している約2000人の民間人に関する検証済みデータを有しているが、被拘束者の実際の数はこれよりはるかに多い可能性があると発言した。
ルビネツ全権代表がテレビ番組出演時に発言した。
ルビネツ氏は、「私たちは民間人の人質に関する検証済みの数字を持っている。今日の時点で約2000名、正確には1878名だ」と報告した。
また同氏は、国際的なメカニズムを通じて入手できたデータは一部に過ぎず、拘束されている全ての民間人の所在を確認することは困難だと指摘した。
同氏はそして、「私たちが国際赤十字委員会を通じて検証できたのはわずか892名だ。残りの民間人人質は他の情報源から検証された」と説明した。その際同氏は、一部の情報は、拘束から解放され、捕虜と一緒に民間人が拘束されていることを証言するウクライナ軍人から得られたものだと明かした。
そして同氏は、ロシアに拘束されている民間人の大部分は依然として特定できていないとし、「私たちには、特別な状況下で行方不明になった民間人の別の登録リストがある。(中略)私たちのデータによれば、ロシアの拘束下にある民間人は約1万6000名に上る可能性がある。膨大な数だ」と強調した。そして同氏は、人質の一部は公式な起訴や法的ステータスがないまま長年拘束されていると補足した。
同氏はまた、ロシアは被拘束者交換プロセスに影響を与えるため、しばしば民間人を捕虜(軍人)かのように見せかけようとすると指摘した。同氏は、それでもウクライナはロシア側及び国際仲介者との交渉の枠組みをはじめ、民間人の帰還に向けた活動を継続していると伝えた。