ウクライナ情報機関、ロシアが占領下ウクライナ領から盗んだ178点の文化財を公開
ウクライナの国防省情報総局は8日、ロシアが占領中のウクライナ領で盗んだ178点の情報を公開した。
情報総局がフェイスブック・アカウントで発表した。
公開された盗品はポータルサイト「戦争&制裁」の「盗まれた遺産」のページで閲覧できる。
ロシアは、クリミアの遺跡(ヘルソネス南近郊ピウデンネ、カディキウシケの古代集落(ローマ)、ビザンチン建築「ヨハネ授洗者教会」記念碑)での違法な考古学的発掘作業の際に、140点以上の文化財を盗んだとある。
今回公開された情報の一部は、国際ハッカソン「戦争&制裁」の参加者たちから得たものだという。
情報総局は、ロシアは、ウクライナの文化と歴史を自分の物にすることを通じて、ウクライナのナショナル・アイデンティティを消し去り、侵略と占領を合法化しようとしていると訴えた。その上で同局は、これら犯罪を記録することは、正義を確立し、関与した者全ての責任を追及する道における最初の一歩となるものだと指摘している。