ロシア占領下ウクライナで住民がロシア製アプリ「マックス」のインストールを要求され始める

ロシアに占領されているウクライナ領で活動するパルチザン運動「黄色いリボン」は、被占領下にあるウクライナ領のヘルソン州とクリミアの間を行き来する者は皆、検問地点でロシア製メッセンジャーアプリ「マックス」をスマートフォンにインストールすることを「執拗に勧告される」と報告した。

「黄色いリボン」がテレグラム・チャンネルで伝えた

報告には、「ロシアの治安・軍当局者は、一時的被占領下ヘルソン州とクリミアの間の検問地点で、スマートフォンにロシアのメッセンジャー(編集注:アプリ)『マックス』のインストールを要求し始めた。もしそれが入ってなければ、インストールするよう説得し、それを行うのは簡単だと言い、高齢者にはインストール支援を申し出ている」と書かれている。

「黄色いリボン」は、ロシア人は、来月から、もしそのアプリがスマートフォンにインストールされていなければ、スマートフォンの中身を調べる追加的な特別検査を実施すると話していると伝えている。

これに先立ち、ロシアでは、ミシュスチン首相の指示により、9月1日から、販売されるスマートフォンやタブレット端末に、国産メッセンジャー「マックス」のプレインストールが義務化されることが報じられていた

メディアゾーナは、このアプリ「マックス」は、利用者の一定のデータ(IPアドレスや利用情報など)を収集し、それを第三者や国家機関に譲渡することがプライバシーポリシーに記載されていると伝えている