バルト諸国とポーランドのスポーツ大臣、ロシアとベラルーシのオリンピックへの参加を認めないよう呼びかけ

2日、ポーランド、ラトビア、リトアニア、エストニア各国のスポーツ相は、様々な国際的スポーツ団体に対して、ロシアやベラルーシのスポーツマンの国際大会への参加許可を巡る議論につき声明を発出した。

リトアニア教育・科学・スポーツ省広報室が声明を公開した

声明には、「中立の屏風の陰でロシアとベラルーシのスポーツマンを国際スポーツ大会へ戻す試みは、スポーツを違法な対ウクライナ侵略から注意をそらす要因として利用することを含め、これらの国による政治的決定や広範なプロパガンダを合法化するものである。私たちは、ロシアとベラルーシのスポーツマンを国際大会や組織から排除している全ての国際的なスポーツ団体を評価しており、ロシアとベラルーシが対ウクライナ侵略を止めない限り、自らの立場を変えることのないように呼びかける」と書かれている。

さらに大臣たちは、2022年2月28日に国際オリンピック委員会(IOC)が決定を採択した時から状況は変わっていないとし、ロシアやベラルーシの選手を大会に戻すことで、他の選手たちに追加的な圧力がかかることを指摘した。

ゼレンシキー宇大統領は、同声明につきツイッターで謝意を表明した。

ゼレンシキー氏は、「エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランドの原則的立場につき感謝している。IOCのロシアとベラルーシの選手をおりんぴくに戻す試みは、ウクライナに対する侵略犯罪の合法化である」と指摘した。

また同氏は、「スポーツを人道に対抗して利用したり、戦争プロパガンダのために使わせることを一緒に防ごう」と呼びかけた。