キーウ近郊のウクライナ国家警護隊の建物周辺で住民と治安機関が衝突

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2日、キーウ州ペトロパウリウシカ・ボルシチャヒウカにて、民家の近くで住民が集結して、抗議者と治安機関との間で衝突が生じた。これに先立ち、武装した人物たちがその建物の地下に約40人の人物が違法に拘束されているとの情報が拡散されていた。ウクライナ国家警護隊は、その建物は国家警護隊の部隊の1つが使用しており、無断離隊した者が拘束されており、国家警護隊の隊員もいると説明した。

2日、ピウネンコ国家警護隊長官が現場に到着した際に発言した。TSNが報じた。

ピウネンコ長官は、その建物には無断離隊した者が拘束されており、その内4名は病院へ搬送された、他の男性は国家警護隊の隊員だと述べた。

建物の中のものだとしてオンライン上に拡散された動画で、男性の目の下にあざが見られることについての質問には、ピウネンコ氏は返答しなかった。

同時に、建物の周りに集まる抗議者たちは、建物の中にいる男性全員を解放するよう要求した。

動画:へオルヒー・リジェンコ/ウクルインフォルム

国家警護隊は、テレグラム・チャンネルにて、今回の出来事につき、状況を調査し、違法行為が存在したかどうかを特定すると報告した。

同時に国家警護隊は、全ての状況を解明するため、機関内調査が行われるとし、また独立した法的評価を提供する法執行機関も活動していると伝えた上で、「違法行為が確認された場合、責任者は法律に従って責任を負うことになる」と強調した。

また同機関は、一部の親族や市民社会の代表者らにはすでに建物内への立ち入りが許可されていたとし、彼らが内部にいる者たちと対話する機会を得たと伝えた。

3日、ルビネツ最高会議人権問題担当全権代表は、今回の軍人と民間人が関与した衝突について、法執行機関に法的評価を下すよう要請したとテレグラム・チャンネルで報告した。

ルビネツ氏は、「ペトロパウリウシカ・ボルシチャヒウカでの事件に関し、事件の全ての状況を調査し、その建物における軍人とウクライナ国家警護隊隊員の滞在の法的根拠を明らかにするとともに、出来事の全ての参加者の行動に法的評価を下すよう要求する要請を、全ての法執行機関へすでに送付した」と伝えた。

同氏はその際、その建物がどんな場所なのか、軍人と国家警護隊隊員がそこでどのような課題を遂行していたのか、法令の要件が遵守されていたかどうかを特定する必要があると述べた。

同時に同氏は、「現場で、軍人に対する襲撃に参加した一部の民間人の昨日の行動について。私の立場は明確だ。軍人、国家警護隊隊員、国家警察官へのあらゆる攻撃を私は非難する。前線を経験してきた人々が、公な場での侮辱の対象となるのを見るのは、怒りを呼び起こす。私たちは、後衛の相対的に安全な場所で生活する機会がどのような代償でもたらされているかについて、忘れてはならない。その点でも、そのような民間人の行動にについての法的評価を要求する」と表明した。

他方で同氏は、類似の衝突が発生するリスクについては、自身は以前から繰り返し警告していたと指摘した。同氏はそして、そのような対立を止める唯一の方法は、一方を正当化したり他方を非難したりすることではなく、事実を明らかにし、各参加者の行動に法的評価を下すことだと訴えた。

その上で同氏は、「それゆえに改めて全ての人々に対し、立ち止まってみることを呼びかける。国内の衝突が、今日同じ側にいるべき人々の間の対立へと発展することを許してはならない。私たちには共通の敵であるロシアが存在する。何よりもそのことを私たちは覚えておかねばならない」と強調した。

さらに、ブダーノウ宇大統領府長官は同日、Xアカウントにて、今回の事件の主導者は特定され罰されると発言した。

ブダーノウ長官は、「昨日のペトロパウリウシカ・ボルシチャヒウカでの出来事が(編集注:何者かの)影響なしに起きたわけではないことは、すでに明らかになっている。具体的人物とこれらの出来事の主導者は必ず特定され、処罰される。同様に治安機関の内部でも結論が出される。検察総局と関係当局がすでに客観的捜査を開始した」と発言した。

また同氏は、何者であっても身勝手な振る舞いを行う権利はないと強調し、「私たち一人一人が次のことを覚えておかなければならない。現在ウクライナの存在の主要な柱となっているのは、私たちの防衛戦力なのだ。彼らの毎日の偉業に敬意を払い、自らの決定において責任を持とうではないか」と訴えた。

同時に同氏は、今回の状況を解明し、出来事の客観的な報道を行おうとした報道機関の代表者たちに対して、別途謝意を表した。

同氏はその上で、「私たち全員が覚えておかなければならない。ウクライナ、国全体の力、その全ての可能性は、私たちが互いに助け合い、ウクライナの戦士たちを必ず尊重しながら、共同で作りだすものなのだということを」と訴えた。