ウクライナ国民の過半数、予想する終戦時期は「2027年後半かそれ以降」

世論調査

ウクライナで実施された最新の世論調査では、現在のロシアの対ウクライナ戦争の予想される終結時期を尋ねる設問に対して、ウクライナ国民の10%が「年内終結」と回答し、56%が「2027年後半かそれ以降」と回答した。

キーウ国際社会学研究所が2026年10月8日から16日にかけて実施した世論調査の結果を公開した。

研究所は、「ウクライナ人のわずか10%のみが年内の戦争終結を予想している。また、13%のみが少なくとも2027年前半の戦争終結を予想している。これに対し、56%が2027年後半かそれ以降の戦争終結を予想している」と伝えた。回答困難と答えたのは21%。

そして研究所は、ウクライナ国民は概して、戦争がさらに長期にわたって継続するとの見方を抱いていると指摘している。

同研究所はまた、「あとどれだけ戦争に耐える準備があるか」との問いに対して、62%が必要な限りずっと戦争に耐える準備があると回答したと伝えた。「あと1年間」と答えた者が4%、より短期間(数か月〜半年)と答えたのが21%だった。

加えて研究所は、同設問の地域別回答を示しつつ、激しい攻撃の続くキーウの市民の回答においても、9月中旬と比較して市民の忍耐の姿勢に変化はないと指摘している(7、8月62%、9月61%、今回60%)。

現在のロシアによるウクライナの経済施設への攻撃の意図についての設問では、回答者の92%が、攻撃によって「ロシアはウクライナの経済を破壊し、ウクライナ人の生活を耐え難いものにし、降伏を強いることを望んでいる」との見方を示した。

これに対して、「ウクライナがロシアを挑発した」との回答は3%、「ロシアは軍事施設のみ攻撃している」との回答は2%だった。

今回の世論調査は、キーウ国際社会学研究所が、継続して実施している独自の全ウクライナ世論調査「オムニバス」の際に、戦争と平和に関する質問を追加したもの。ウクライナの全ての州(ウクライナ政府の統制下にある地域に限定)における携帯電話番号のランダム抽出に基づく電話インタビューの手法により、18歳以上の1031名の国民を対象に実施された。

理論的誤差は最大で4.0%。

また研究所は、戦争という条件下では上述の理論的誤差の他に、一定の体系的な偏差が加わるとしつつ、同時に、今回の調査はそれでも高い代表性が維持されており、世論の理想的な分析を可能にするものだと指摘している。

写真:unsplash