ウクルインフォルム、メディア監視団体作成の責任あるオンライン報道機関リスト入り
ウクルインフォルムは、ウクライナのオンライン報道機関の継続的な監視を行っている「マス情報研究所」(IMI)が作成した透明かつ責任あるオンラインメディアのリスト「ホワイトリスト」に入った。
IMIが2026年上半期の「ホワイトリスト」を発表した。
2026年上半期は、IMIが作成した透明かつ責任あるメディアのリストに、全国オンラインメディア18社が選ばれた。これは前回調査期間の2025年下半期より1社多い。「今年、指標の最も顕著な改善の1つを示したNVがホワイトリストに復帰した」と説明されている。
今回の「ホワイトリスト」に入ったオンラインメディアは以下のとおり。公共放送局ススピーリネ・ノヴィーニ、エスプレソ、バベリ、ラジオ・スヴォボーダ、フロマツィケ、ウクラインシカ・プラウダ、NV、テクスティ、LB、ウクルインフォルム、グラティ、フロマツィケ・ラジオ、ウクラインシキー・ティジュデン、週の鏡、ルブリカ、スローヴォ・イ・ジーロ、ノヴィナルニャ、フロントライナー。
IMIは、2段階にわたる詳細なモニタリングを実施。評価は、透明性、責任、ジャーナリズム基準の遵守、広告記事の明記という基準からなる。
分析の結果、「ホワイトリスト」に入ったメディアにおける専門的基準の遵守水準は、平均で約96%に達しているという。これらのウェブサイトのニュースフィードには、「ジーンズ」と呼ばれる不適切な形で掲載される宣伝記事が含まれていたものの、ヘイトスピーチ、セクシズム、偽情報は検出されなかったという。
ロマニュークIMI所長は、「『ホワイトリスト』は、良質な情報と情報操作を見分けることがますます困難になっている環境において、読者のための指針となるものだ。18のメディアが95%以上の水準を維持しているということは、ウクライナのメディア編集部が全面侵攻から5年目の戦争下で大きな挑戦や疲労に直面している中でも、ウクライナに質の高いジャーナリズムが存在していることを示している」と発言した。
なお、IMIは、1996年から活動しているメディア問題を扱う市民団体である。IMIはジャーナリストの権利を守り、メディア分野を分析し、メディアに関連する出来事を報道し、プロパガンダや偽情報に対抗している。また、2014年に始まったロシア・ウクライナ戦争の期間には、記者たちに戦闘地域への出張のための防護品を提供している。
IMIは、ウクライナで唯一の言論の自由のモニタリングと質の高い責任あるオンラインメディアのリスト(「ホワイトリスト」)の作成を行っており、また対ウクライナ戦争におけるロシアのメディア犯罪も記録している。IMIはウクライナの20の地域に代表者を置き、ジャーナリストを継続的に支援するためのハブ「メディアバーザ」のネットワークも展開している。
IMIの国際パートナーには、「国境なき記者団」やフリーダム・ハウスがあり、また国際的な言論の自由擁護組織「IFEX」のネットワークに加盟している。
ウクルインフォルムは、全面侵略が始まってから、一時期IMIの「ホワイトリスト」に加えられていなかったが、その後、2025年下半期に「ホワイトリスト」に復帰していた。