ドバイ国際空港、ウクライナ首都名の英語表記をKyivへ変更

アラブ首長国連邦のドバイ国際空港は、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の英語表記をこれまでのKievから正式なKyivへと修正した。

2日、外務省がフェイスブック・アカウントにて伝えた

外務省は、「ドバイ国際空港は私たちの首都の表記を正式に修正し、現在は唯一の正しい転写であるKyivを使っている!」と発表した。

これに先立ち、2018年10月、ウクライナ外務省が、「#CorrectUA」と題するキャンペーンを開始し、キーウをはじめとする、ウクライナの主要都市名を、ソ連時代のロシア語からの表記ではなく現在公式に採用されているウクライナ語からの表記を使うよう、諸外国メディア等に勧告していた。

これを受け、欧州主要空港や米ニューヨークタイムズ紙ワシントンポスト紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙、AP通信、英ガーディアン紙BBCといった主要英字報道機関がキーウの表記をKievからKyivへと変更。2019年6月には、アメリカ合衆国の地名慣例の決定・管理を行う機関「アメリカ地名委員会」が、ウクライナの首都キーウの表記をKyivと変更する決定を採択していた。昨年12月には、ウズベキスタンのタシケント国際空港も同様に表記の変更を行なっている