「Kyivってどう読むの?」 米議会公聴会を受けツイッターで「キーウ」の発音論争発生

トランプ米大統領の弾劾捜査の一環で米下院で開催された公開公聴会の際、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の英語名「Kyiv」の発音につき、ツイッター上で激しい論争が起こった。

14日、英Daily Mail紙が報じた

報道には、「二人の外交官、ビル・テイラーとジョージ・ケントが、公聴会の際、(ウクライナの)首都名キーウを、より典型的な発音「Key-ev」(キイェヴ)ではなく、「Keev」(キーヴ)と発音したことで、ツイッターのユーザーたちは全くもって呆然としてしまった」と書かれている。

同紙は、ウクライナ人たちは、ソ連時代に使われていた発音ではなく、Keevの発音の方がより良いと考えているとし、ロシアとの対立によって生じた誇りの表れだと説明している。

あるツイッター・ユーザーは、「ロシア人たちは、『Key-ev』と発音する(大半のアメリカ人は、ソ連時代にこの発音を学んだ)。ウクライナ人たちは、『Keev』と発音する。これはロシアの発音を捨てようとする、ウクライナ愛国心の話だよ」と説明している。

同紙は、ウクライナの首都名の現在の正式な英語表記はKyivであることを強調している。

なお、これまでの報道にもあるように、ウクライナ外務省は、2018年10月から、ウクライナの首都キーウの英語表記を正式なKyivとするよう各機関に勧告するオンライン・キャンペーン#CorrectUAをハッシュタグ#KyivNotKiev(キーウはキエフではないの意)とともに展開していた。