ウクライナ映画が熱海国際映画祭でグランプリ受賞

6月30日、ウクライナのミュージカル映画「フツルカ・クセーニャ」が、第2回熱海国際映画祭にてグランプリを受賞した。

同日、同映画のフェイスブック上広報サイトにて伝えられた

発表には、「オレーナ・デムヤネンコ監督の映画『フツルカ・クセーニャ』が日本の熱海映画祭2019にてグランプリを受賞した。デムヤネンコ監督には日本の人気女優の桃井かおり(編集注:同映画祭審査員)からトロフィーが贈られた」と書かれている。

ウクライナの国家映画庁は、今回のグランプリ受賞により、「フツルカ・クセーニャ」は日本各地で上映されると伝えた。

ピリープ・イリェンコ映画庁長官は、「映画製作チームの勝利を歓迎する!」とし、ウクライナ・ミュージカル映画が国際的に認められたと称えた。

グランプリ受賞は、熱海国際映画祭の公式ウェブサイトでも発表されている

映画「フツルカ・クセーニャ」(フツル人クセーニャ)は、ヤロスラウ・バルニチ氏の作品の映画化。映画の舞台は、1939年のカルパチア山脈。主人公のウクライナ2世アメリカ人のヤーロは、大富豪の父親の遺言で、ウクライナ人女性と結婚することを遺産相続の条件とされる。ヤーロは、自らの幸せ探しのためにウクライナへ向かい、多くの女性と知り合う中、クセーニャという名のフツル人の女性と出会い心を開いていくという物語。