ウクライナ検事総長、辞表を提出

ウクライナのクラウチェンコ検事総長は7日、同職からの辞任の意向を発表した。

クラウチェンコ検事総長がテレグラム・チャンネルにて伝えた

クラウチェンコ氏は、「検事総長職からの辞任願を提出した。これは政治的決断である。私は意図的にこれを受け入れた。検事総長の職が政治的対立の手段として利用されることを望まない。疑惑に関する私の立場は変わらない」と書き込んだ。

同氏はまた、誠実に仕事をこなす同僚たちに対して、「裁判で検察側を代表し、被害者と連携し、ロシアの犯罪を記録し、国家の利益を守る人々」へ謝意を表明した。同氏は、彼らの仕事はいかなる場合であっても過小評価されてはならないと強調した。

さらに同氏は、ゼレンシキー大統領と最高会議(国会)に対して、自身を信頼してくれたことへの謝意を伝え、自身の辞任を受け入れるよう要請した。

これに先立ち、4日、特別汚職対策検察(SAP)と国家汚職対策局(NABU)は、「カルタゴ」作戦と称する刑事捜査の一環で、検事総局の部署の1つのトップが率いる犯罪組織を摘発したと発表していた。この犯罪組織は、詐欺を行うコールセンターから体系的に賄賂を受け取り、得た資金をマネーロンダリングしていたという。

捜査情報によれば、検事総局の幹部は2025年中頃にグループを創設し、現役の検事たちや近しい外部の人物らを関与させたという。犯罪組織の参加者たちは、ウクライナ人や外国人を大量に騙していた闇コールセンターの活動のための上納金システムを運用していたという。

高等反汚職裁判所は6日、詐欺コールセンター活動の揉み消し容疑のかけられている検事総局のクロピヴァ国際協力局副局長に対し、1億2000万フリウニャの保釈金を設定した上での拘留の未決囚予防措置を選択していた

6日、クラウチェンコ検事総長は、違法なコールセンターの活動の隠蔽に自身は関与していないと主張する声明を発出していた。

またクラウチェンコ氏は、NABUの捜査に登場する検事総局の職員を職務を停止させ、法律に従って罷免決定を準備するよう命じたと伝えた。同時に同氏は、当該検事総局職員の有罪性は今後裁判所が認定するとも述べていた。