ゼレンシキー宇大統領、首相更迭・内閣刷新と法執行機関トップの交代を発表
ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、スヴィリデンコ首相と面会し、これまでの首相としての活動に謝意を伝え、新しい国際関係の活動を提案した。また同氏は、関連して、近く内閣を刷新し、法執行機関トップの体制も変更すると発言した。
ゼレンシキー大統領がスヴィリデンコ首相との面会の結果をXアカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナでは、刷新された政治戦略の実現を保証すべき人事刷新も開始される。私は、スヴィリデンコ首相と詳細を協議した。私たちは、変化のためには内閣の刷新が必要だと判断した。私は、首相の職における明確で安定した効果的な業務、さらにウクライナ・チームにおける過去数年間の成果ある業務に対してスヴィリデンコ氏に感謝しており、主要パートナーたちとの関係における新しい重要な方向性を率いるよう提案した。国会議員らと共にウクライナ政府の適切な交代の実施を期待している。法執行機関のトップたちの構成にも変更がある」と書き込んだ。
また同氏は、ウクライナは自らの政治戦略を変更すると伝えた。同氏はそして、「それぞれの優先的な外政的方向性を、首脳陣のレベルで私たちが合意したことやウクライナ国民が期待していることを実現する能力を持つ、大きな経験を積んだ具体的な人物が担当することになる」と述べた。
同氏はさらに、それらの方向性のうち最も重要なのは米国だとし、防空システム「パトリオット」(ミサイル)の生産ライセンスに関する合意や、両国や両国企業の明確な利益に反映されるべきその他の二国間安全保障協力だと補足した。
加えて同氏は、今後10年間で欧州を強化するための最大級のステップの1つが、欧州製対弾道ミサイル・プロジェクトになる可能性があると強調した。
その他同氏は、EUならびにウクライナの近隣諸国との全ての経済的、政治的、文化的結びつきを深めることが優先課題だとし、「それらの国々との関係は新たな基礎を必要としている」と指摘し、それは特にポーランドとハンガリーに該当すると補足した。
また同氏は、ウクライナにとっては、安全保障と経済協力における有望な国際方向性の1つとしての中東および湾岸地域、そして中国、並びに世界的な決定に影響を与え、ロシアの対ウクライナ戦争の終結をさらに支援できる主要な国際機関が優先課題となると伝えた。
加えて同氏は、国内活動でも変更が行われるとし、「現在、新たな挑戦と新たな課題がある。毎日ロシアの攻撃を受けているウクライナの前線隣接地域と国境隣接地域における全ての業務の大幅な強化が必要だ。私たちの軍への必要な兵器、全てのタイプの無人機の供給増加を期待している」と強調した。
その際同氏は、重要課題として、冬季への準備と、生じ得るあらゆる脅威への備えを挙げ、とりわけウクライナの活動を大きく左右する国営企業の変革が加速されねばならないと指摘した。同氏はまた、復興の分野でのパートナーたちとの間の合意も、特別な注意を要すると指摘した。
なお、ウクライナでは、首相の辞任は、最高会議(国会)の決定により行われ、その際内閣は総辞職となる。