EU、米国の対露石油制裁緩和を批判

欧州連合(EU)のドンブロフスキス欧州委員(経済担当)は19日、ロシア産原油の販売に関する制裁除外措置の効力を延長するという米国の決定を批判し、その措置はイランでの戦争開始以降にロシアが得ている財政的利益を増加させるだけだと警告した。

ドンブロフスキス欧州委員が19日、パリでのG7財務相会合を前に記者団に対して発言した。ユーラクティヴが報じた

ドンブロフスキス氏は、「EUの観点では、今はロシアへの圧力を緩める時だとは思わない。実際、イランでの戦争及び化石燃料価格の上昇から利益を得ているのはロシアである。したがって、そこまで言うなら、私たちはこの圧力を強化する必要があるのだ」と述べた。

なお、これに先立ち、18日、米国のベッセント財務長官が、既にタンカーに積載されたロシア産原油に関する制裁除外措置の効力を米国が30日間延長すると発表していた。

またユーラクティヴは、エネルギー資源価格の急騰が、化石燃料の輸出に強く依存するロシアの経済に莫大な利益をもたらしたと指摘している。