プーチン氏はウクライナでの戦争を巡り「非常に困難な選択」に直面している=エストニア情報機関トップ

エストニアのロジン対外情報庁長官は、ロシアの首脳プーチン氏にはウクライナとの戦争における有利な行動選択肢がほとんどないとし、なぜなら、ロシア軍は戦場で実質的な進展を達成することができておらず、同時に西側の制裁がリソースを枯渇させているからだと指摘した。

ロジン・エストニア対外情報庁長官がロイター通信とのインタビュー時に発言した

ロジン氏は、全面戦争が5年目に入る中、ロシアは動員する人数よりも多くの兵士を失っており、他方で総動員は極めて不評で、国内の安定を損なうおそれがあると指摘した。

また同氏は、「これら全ての要因が合わさることで、ロシア国内のいくらかの人々、とりわけ権力の最高層において、自分たちに大きな問題があることを理解する状況が生み出されている。これについてプーチン氏が何を考えているかを述べることは難しいが、これら全ての要因がプーチン氏の意思決定に影響を与え始めていると思う」と指摘した。

同氏はさらに、ロシアの財政状況が「これほど悪くなっている」主な原因は「非常に、非常に苦痛な」制裁の存在だとし、それに加えて、ロシアの石油輸出に対する厳格な措置も同国の収入を制限していると述べた。

その上で同氏は、「現在、彼ら(ロシア)は非常に困難な選択に対峙していると思う。現在の状況で彼らが何を決定するかを予測するのは難しい」と強調した。

記事には、ロシアと陸上で国境を接するエストニアは、NATO及びEUにおけるウクライナの主要な支援国であり、同盟国に対してモスクワへの圧力を強化するよう常に呼びかけていることが喚起されている。

ロジン氏はまた、「したがって、私のメッセージは、(制裁を)継続しようというものだ。今は躊躇する時ではなく、ただ継続しよう」と訴えた。

その際同氏は、プーチン氏が権力を握っている限り、ロシアがウクライナを屈服させるという目的を放棄することはないとし、紛争終結後もウクライナの国境に大規模な軍事的プレゼンスを維持し続けるとの確信を示した。

同氏はまた、ロシアは西側での破壊工作を継続するだろうとの見方も示した。