世界的な石油価格の下落はロシアへの圧力を強める=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、中東での停戦発表後の世界における石油価格の下落は、市場にとって肯定的なシグナルであり、またロシアに対する制裁圧力を強めるものだと発言した。
ゼレンシキー大統領が、同日夜の動画メッセージの中で言及した。
ゼレンシキー氏は、「停戦の発表だけでも、市場は肯定的に反応し、石油価格が下落した。これは同時に、ロシアに対する正しいシグナルでもある。私たちの長距離制裁に加えて、他の手段も機能するということだ」と指摘した。
同時に同氏は、世界の石油市場の状況を鑑みても、現在制裁圧力を緩める根拠はないと発言した。
また同氏は、「そして、もしホルムズ海峡の封鎖を解除できれば、それは世界的に必要だが、ロシアの石油収入は今後も減少し続けなければならない。石油はロシアの戦争の糧となり、ロシアに自信を与えている。正にそのために、ロシア人はイラン体制に多くの支援を行い、あの戦争を長引かせようとしてきたのだ」と強調した。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は3月上旬、中東での戦闘によるウクライナにとっての主なリスクは、防空ミサイルの供給減少のおそれと、世界的な石油製品価格の上昇だと指摘していた。