問題は、米政権がプーチンを信頼していること=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は、米国はロシアの首脳プーチン氏を「信頼」しており、ロシアがイランによる中東の米軍基地への攻撃を支援していることを示す証拠を無視していると発言した。
ゼレンシキー大統領がアリスター・ケンプベル氏のポッドキャスト番組出演の際に発言した。ガーディアンが報じた。
ゼレンシキー氏は、ロシアとイランの緊密な協力へと米国の注意を向けようと試みてきたと指摘した。同氏はその際、ロシアの軍事衛星がペルシャ湾岸諸国やイスラエルの重要インフラ施設や同地域の米軍基地の配置を撮影したとし、ロシアはイランによる攻撃を容易にするために、これらのデータや画像をイランに提供していたと発言した。
そして同氏は、「私はこれを公に述べてきた。米国がこれを止めるようロシアへ求める反応を、私たちは聞いただろうか? 問題は、彼らがプーチンを信頼していることだ。それは残念なことだ」と発言した。
同氏はまた、トランプ米大統領のチームが「ロシアが一体何を望んでいるのかを真に理解する」ことができなかったと指摘した。その理由を問われると、ゼレンシキー氏は、トランプ氏の2人の交渉担当者であるウィトコフ氏とクシュナー氏が、プーチン氏やその高官たちと「あまりに長い時間を過ごしすぎた」からだとの見方を示した。
同時に同氏は、自身はホワイトハウスよりもプーチン氏の心理や真の軍事目的を理解していると述べ、プーチン氏はドンバスを占領しても止まらないし、その後、ドニプロやハルキウといった州都の占領を試みるだろうと説明した。
同氏はそして、「米国人が(編集注:ドンバスが)私たち(編集注:ウクライナ)にとって何の意味もないと部分的に考えていることを、私たちは認めなければならない。彼らは、プーチンが彼らに嘘をつき、そのような行動を経た後も占領を継続し得るということを認めたがらない。米国人はプーチン氏は信頼できると確信しているのだ」と発言した。