ゼレンシキー宇大統領、カラスEU上級代表と900億ユーロ融資の妨害問題につき協議

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ウクライナのゼレンシキー大統領は3月31日、キーウを訪れたカラス欧州連合(EU)外務・安全保障政策担当上級代表と会談し、ウクライナに対する900億ユーロの財政支援パッケージの妨害解除について協議した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「その資金は決定的に重要であり、ウクライナのみならず欧州全体の安全保障のための財政的保証である。正にそのパッケージが私たちの防衛を確保し、ロシア人に対して彼らの戦争には展望がないというシグナルを与えるはずなのだ。そのシグナルは欧州にかかっており、戦争をより早く終わらせるためには、そのシグナルが出される必要がある」と強調した。

また同氏は、両者はロシアへの圧力を強める必要性や、ウクライナのEU加盟に向けた交渉クラスタの開始に向けた作業についても協議が行われたと伝えた。

その他ゼレンシキー氏は、ロシアの侵略者からブチャが解放されて4周年となる日に欧州の閣僚たちがウクライナを訪問したことにつき、カラス氏に謝意を表明した。

同氏はそして、「ロシアが私たちの人々にもたらしたあらゆる苦痛につき、ロシアの犯罪者一人一人が公正な責任を負うことが重要だ」と強調した。

その他大統領府広報室は、ゼレンシキー大統領はカラス上級代表に一等オリハ大公妃勲章を授与したと報告した

また発表によれば、ゼレンシキー氏とカラス氏は、対露制裁の強化、特にEUによる第20次制裁パッケージの早期採択に特に注意を向けたという。

ゼレンシキー氏は、ロシア産石油に対する制裁の部分的緩和が行われている中で、EUの制裁パッケージの妨害解除のために最大限の努力を払う必要があると指摘したとある。

さらに同氏は、自身の中東諸国への訪問結果や、同地域のパートナーたちと締結した防衛分野の合意についても説明したという。

これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は2月25日、全面侵攻下におけるウクライナへの多大な政治的及び人道的支援に対し、カラスEU上級代表などの外国の首脳や政府高官、またボランティア、慈善家、ジャーナリスト及び社会活動家らに国家勲章を授与する大統領令に署名していた