キプロス大統領、ＥＵ議長国在任中のウクライナ支援を明言

キプロスのフリストドゥリディス大統領は４日、ロシアの侵略犯罪に立ち向かうウクライナ国民の強靭性に言及した上で、キプロスが２０２６年前半の欧州連合（ＥＵ）理事会議長国在任中にウクライナへ支援を提供していく準備があると表明した。

キーウを訪問したフリストドゥリデッィス大統領が、ウクライナのゼレンシキー大統領との会談後記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

フリストドゥリディス氏は、「私はウクライナ国民が示している粘り強さを称賛したい。キプロスの政府と国民を代表して、私たちはウクライナと同国の戦いへの支持で団結しており、その価値を支持していることを表明したい」と述べた。

同氏はまた、２０２６年上半期のキプロスによるＥＵ理事会議長国在任中に支援を提供していく準備があると表明した。

その際同氏は、「私たちは、ＥＵ理事会の議長を担う次の国として、その支持の手助けをしたい。また、キプロスが常にウクライナを支えてきたことも、今日改めて述べたい。キプロスは常にウクライナの側、歴史の正しい側に立っており、今後もこの明確な政策を継続し、支持し、固守していく」と述べた。

同氏はさらに、同日のゼレンシキー大統領との会談では、二国間関係のさらなる発展、キプロスにおけるウクライナ人コミュニティへの支援、両国間の協力強化のためのあり得る措置について協議したと伝えた。

なお、４日、キプロスのフリストドゥリディス大統領がキーウを訪問していた。

写真：大統領府