和平協議に進展はそれほど多くないが、プロセスは継続中=駐米ウクライナ大使
ウクライナのステファニシナ駐米大使は3日、ウクライナと米国は、戦争の終結とウクライナの永続的な平和の確立に向けて、結果を達成することを目指しているとし、進展はそれほど多くないものの、プロセスは続いていると発言した。
ステファニシナ駐米大使が、米国上院でのロシアによるウクライナ児童の拉致に関する公聴会の際に、同建物内で発言した。ニューヨークのウクルインフォルム特派員が伝えた。
ステファニシナ大使は、「ウクライナと米国の双方が、結果を希求していることは全くもって明らかであると思う。ウクライナは、戦争の終結と私たちの国における公正かつ永続的な平和の確立に関するコミットメントの面で、あらゆる可能な努力をしてきた」と発言した。
また同氏は、ウクライナ側は潜在的な合意の規模について、米国の同僚たちと多くの話し合いを行っていることと指摘した。
同氏はその上で、「今私たちは、モスクワでの(編集注:米露の)会談後の今後の行動、取り得る次の措置について話し合っている。したがって、進展はそれほど多くはないが、プロセスは続いている」と述べた。
さらに同氏は、4日にフロリダで予定されているフロリダでの代表団会談を、このプロセスの継続であるとした。同氏は、ウメロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記が同協議で米国代表者と会談した後、さらにコメントができるだろうと述べた。
写真:在米ウクライナ大使館