ポーランド閣僚、ウクライナ政権高官への家宅捜索にコメント
ポーランドのコシニャク=カミシュ国防相は28日、ウクライナのイェルマーク大統領府長官が家宅捜索を受けたことにつき、ポーランドのウクライナ支持は変わらないが、ポーランドは説明を期待すると発言した。
コシニャク=カミシュ国防相の発言をRmf24が報じた。
コシニャク=カミシュ氏は、「ポーランドないし、安全保障の境界線が現在ロシアとウクライナの間の前線にある西欧にとって、それは良いニュースではない」と発言した。
また同氏は、ウクライナにおける汚職スキャンダルと関連する問題は「一定の感情を抱かせる」もので、その感情は「ウクライナの敵対する勢力によって煽り立てられるだろう」とも指摘した。
同氏はその上で、「私たちは説明を期待する。私たちのウクライナ支持の戦略は変わっていない。なぜなら、そこにこそ私たちの安全保障の境界があるからだ。しかし、例えば、汚職対策政策の透明性なくして、欧州連合(EU)に加盟することは不可能だ」と強調した。
これに先立ち、28日朝、ウクライナの政権高官の汚職犯罪捜査・訴追に特化した機関NABUとSAPが、ゼレンシキー宇大統領の側近である、アンドリー・イェルマーク大統領府長官に対する捜索活動を行っていると公表していた。
イェルマーク大統領府長官もまた、汚職捜査機関から家宅捜索を受けたことを認めている。