ザポリッジャ原発の送電線修理は両側から行うべき=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアが占拠を続けるウクライナ南部のザポリッジャ原子力発電所への送電線の修理はロシアが占領する地域からだけでなく、ウクライナが管理する地域の側からも行う必要があると発言した。

ゼレンシキー大統領が記者団とのやりとりの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「同発電所に電力が供給されないまま、これほど長くディーゼル発電で稼働したことはこれまで一度もなかった。何が起こっているかと言うと、両側、すなわち私たちが管理している方の領土と、私たちが一時的に管理できていない領土の方の両側から送電線が途切れているのだ。そもそも誰のせいで途切れたのか? ロシア人によってである。彼らが制圧したときに断線させたのだ。私たちは何度も修理を行った。彼らが修理班を砲撃したため、私たちの方の人が亡くなった。私たちは『もし一方から修理したいのなら、もう一方からも修理させて欲しい』と述べた。それが公正だ。両側から、同時に、だ」と語った。

同氏はまた、ロシア軍はウクライナ側からの送電線修理を妨害していると指摘した。

そして同氏は、「誰も、いずれの側からも砲撃すべきではない。修理させてほしい。誰が反対なのか? ロシアが反対しており、彼らは修理を認めず、砲撃している」と述べた。