中国は平和のために行動する代わりに沈黙を維持している=ゼレンシキー宇大統領、国連安保理で演説

ウクライナのゼレンシキー大統領は23日、国連安保理会合での演説の際に、中国に対してロシアを支援したり、戦争遂行のための資金を提供したりするのを止めるよう要請した。

ゼレンシキー大統領が国連安保理のウクライナ問題を扱うハイレベル会合で演説を行なった。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「またここには、中国代表者もいる。中国は強力な国家であり、ロシアは今同国に完全に依存している。もし中国が、この戦争が終わることを望んでいたら、同国はロシアに終わらせることを義務付けることができる。なぜなら、プーチンは、中国なしでは何もできないからだ。しかし、中国は、平和のために行動する代わりに、沈黙を維持している」と発言した。

また同氏は、国連安保理では同時に、戦争終結を目的とする他の国もいると指摘した。同氏はその際、「私たちはまた、米国の代表者も目にしている。同国ももう1つの強力な国家であり、同国は私たちの戦いを支ている。私たちは、米国の全ての提案に同意している。そして、私たちは、ロシアに対して提案しているが、しかし、ロシアは全てを拒否している。停戦すらもだ」と強調した。

なお、ゼレンシキー大統領は第80回国連総会に出席するために現在ニューヨークに滞在している。