「平和への鍵はロシアの資源を剥奪すること」=ゼレンシキー宇大統領、トランプ米大統領との電話会談を報告
ウクライナのゼレンシキー大統領は4日、有志連合首脳会合の参加者たちはトランプ米大統領との電話会談を行い、ロシアの戦争機構から資源を奪う経済措置をはじめとする、対露圧力について話し合ったと伝えた。
ゼレンシキー大統領が有志連合首脳会合後のマクロン仏大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「本日、私たちはトランプ大統領と話した。私たちは支援に感謝している。平和に向けて状況をどのように進めるかについて、長く詳細な話し合いが行われた。私たちは、様々な選択肢を議論した。最も重要なのは、強力な措置、特に経済的措置によって、戦争終結に向かわせるための圧力だ。平和への鍵は、ロシアの戦争機構から金、資源を奪うことだ」と述べた。
また同氏は、トランプ氏は、欧州諸国がロシア産石油を購入していることに不満を表明したとし、とりわけハンガリーとスロバキアに言及したと伝えた。
同氏はその際、「思い出してもらいたいが、ロシアが私たちのエネルギー施設を攻撃した時、私たちも反撃として彼らのエネルギー施設を攻撃した。その際、その2か国が、ウクライナが石油を入手する機会を減らしていると言って、トランプ氏にクレームを述べたのだ。ウクライナはこのような制裁を見出した。しかし、もちろん、米国が今日その国々の名前を挙げ、両国がロシアの戦争機構を助けていると公然と話していることを嬉しく思う。そして、私たち全員がそれを止めねばならない」と主張した。
さらに同氏は、ウクライナの空を最大限に守るという問題も提起されたと述べた。その際同氏は、「それは命を救うことだ。平和が訪れるまでの間、私たちの人々は、恒常的なロシアの攻撃、ロシアのミサイル、イランの無人機に左右されるべきではない。それが重要であり、それは可能だ。私たちはこのプログラムに期待している。私たちはさらなる連絡を取り合うことで合意した」と述べた。