フォンデアライエン欧州委員会委員長、露軍のキーウ攻撃受け、ゼレンシキー氏とトランプ氏と電話会談

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長は、27日から28日にかけての夜間のロシア軍によるウクライナに対する大規模攻撃を受け、ウクライナのゼレンシキー大統領と米国のトランプ大統領と電話会談を行った。なお、この攻撃では、在ウクライナEU代表部のオフィスも被害を受けた。

フォンデアライエン委員長がXアカウントで報告した

フォンデアライエン氏は、「キーウへの大規模な攻撃後、ゼレンシキー宇大統領、それからトランプ米大統領と話した。この攻撃で私たちのEUのオフィスも被害を受けた」と書き込んだ。

また同氏は、ロシアのプーチン氏は「交渉のテーブルに着くべきだ」と訴えた。

そして同氏は、「私たちは、ウクライナを『鋼鉄のヤマアラシ』に変える、強固で信頼できる安全の保証を伴う、公正で永続的な平和をウクライナのために確保しなければならない」と強調した。

さらに同氏は、その点で欧州がその役割を完全に果たしていくと強調し、「例えば、私たちの防衛ツールである『SAFE』は、勇敢なウクライナ軍を強化するために重要となるだろう」と伝えた。

これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、27日夜から28日朝にかけて同国首都キーウをはじめ、ウクライナ各地を自爆型無人機とミサイルで大規模攻撃を行っていた。現時点で、キーウの死者数は18名に上っている。

写真:ウクライナ大統領府