トランプ宇大統領、プーチン氏との会談を「互いに理解する試み」と形容
米国のトランプ大統領は11日、予定されているロシアの首脳プーチン氏との会談を互いを理解する試みと形容した。
トランプ大統領がホワイトハウスでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
トランプ氏は、「よって、それは実際のところ、互いを理解する小さな会談なのだ。プーチンが私に加わるよう誘った。彼は加わりたいと思っている。私は、彼がこれを終わらせたいと思っているし、そう信じている」と発言した。
また同氏は、プーチン氏とこれまでにいくつかの「素晴らしい会話」を行ったが、その後にキーウに対してロシアのミサイル攻撃があったと述べ、その際失望を表明した。
同氏はそして、「そのため、私はウラジーミル・プーチン氏と話すつもりで、彼にこう伝える。『あなたはこの戦争を終わらせねばならない』」と発言した。
同時に同氏は、バイデン前政権の露宇戦争へのアプローチを批判し、それは第三次世界大戦を引き起こしていたかもしれないと述べた。そして同氏は、「今それが起こるとは思わないが、しかし私は、私たちが彼の国に行くのではなく、第三国に行くのとも異なり、ロシアの(首脳)が私たちの国に来るというのは、大きな敬意ある行為だと思っている。私は、建設的な話し合いができると思っている」と発言した。
同氏はさらに、ウクライナにおける停戦合意は領土の交換で可能になるが、最終的な合意はウクライナとロシアが結ばねばならないと発言した。
その際同氏は、「次の会談はゼレンシキー氏とプーチン氏、あるいはゼレンシキー氏とプーチン氏と私のものとなる。私は、彼らにとって私が必要ならそこへ行くが、しかし、2人の首脳の会談が組織されることを望んでいる」と述べた。
同時に同氏は、ゼレンシキー大統領がウクライナ領土のどのような変更も憲法改正の承認が必要だと述べていることへの懸念を表明した。同氏はその際、「彼は戦争へ向かい、全員を殺すことの承認は得ていたのに、領土交換の承認が必要だというのだ。なぜなら、一定の領土の交換が起こるからだ」と発言した。
そして同氏は、それらは全て「ウクライナのためだ」と述べ、ウクライナ国民の88%が和平合意の締結を望んでいると主張した。同時に同氏は、それは難しい問題であるとも認めた。
同氏は、「それは非常に難しい。というのも、ラインはとても曲がっており、いくつかの領土交換があるだろう」と述べた。その際同氏は、詳細については言及しなかったが、前線(battle lines)が変更されるだろうと補足した。
また同氏は、ロシアはウクライナの大部分を制圧したと発言した。そして同氏は、「私たちはその領土の一部をウクライナに戻すことを試みる。しかし、彼らは非常に価値のあるいくつかの領土を制圧した」と述べ、それらを不動産分野で高価な土地とみなされる「海沿いの領土」という言葉でたとえた。
さらに同氏は、ウクライナには「水辺にはほんのわずかしか残されていない。それはオデーサだ」と述べた上で、「パラーメーターを見直さねばならない」と述べた。
同氏は、「その後私は、会談の後すぐにゼレンシキー大統領と欧州首脳に電話をし、どんな合意かを彼に伝える。私は合意を締結しない。それは私がすることではない。私は、合意は双方によって締結されなければならないと思っている」と強調した。
写真:ホワイトハウス