ゼレンシキー宇大統領、トランプ米大統領と情勢、対露制裁、防衛支援につき協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は5日、米国のトランプ大統領と電話会談を行った。

ゼレンシキー大統領がXアカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「トランプ大統領と生産的な話を行った。重要なのは、当然ながら停戦だ。私たちは、米国大統領による公正かつ永続的な平和のための全ての努力に感謝している。確かに殺人をできるだけ早く止めねばならないし、私たちはそれを完全に支持している。ロシア人が長引かせなければ、戦争は何か月も前になくなっていたのだ」と伝えた。

また同氏は、「今日は私たち、ウクライナと米国の立場を調整した。状況評価を伝え合った。ロシア人は攻撃の残虐性を増している。トランプ大統領は、ロシアによるキーウやその他の私たちの町、共同体に対する攻撃について完全に情報を得ている」と書き込んだ。

両者は、対露制裁についても話し合ったという。

その際ゼレンシキー氏は、「彼ら(編集注:ロシア)の経済は降下し続けており、だからこそモスクワではその展望とトランプ大統領の覚悟をあのように気にしているのだ。それは多くのことを変える可能性がある」と指摘した。

その他同氏は、トランプ氏とウクライナ防衛に役立つ欧州の共通の決定についても話し合ったと伝えた。その際同氏は、「今、私たちは、すでにオランダ、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの決定を有している。10億ドル以上の米国の武器をウクライナは受け取る。ありがとう! その北大西洋条約機構(NATO)加盟国の連携は続いていく」と書き込んだ。

また双方は、ウクライナと米国の二国間防衛連携についても話し合ったとある。

ゼレンシキー氏は、「無人機に関する合意案がすでにウクライナ側によって策定されており、私たちはそれについて詳細に議論し、結ぶ用意がある。最強の合意の1つが生じ得るのだ。私たちの命の防衛を支えてくれている米国の心の1つ1つに感謝している。ありがとう、トランプ大統領!」と強調した。

写真:大統領府