ウメロウ国防相が駐米大使になるかもしれない=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、ウメロウ宇国防相を駐米ウクライナ大使に任命するかもしれないとし、そうなれば内閣の大型再編が生じるだろうと発言した。

ゼレンシキー大統領がローマで開かれている国際ウクライナ復興会議の際の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「もし私が近々決断したら、ルステム・ウメロウが私たちの重要な大使となる。それは、ウクライナ内閣の真剣な再編に間違いなく影響を与える」と発言した。

また同氏は、現在、あらゆる決定と予算が戦争を志向しているため、国防省の役割は引き続き重要だと指摘した。

そして同氏は、「私たちにとって、現場生じている文脈において現在とても重要なことは、米国との強力を強化し、この瞬間を失わないことだ。だからこそ、その職に就く人物は、強力な者でなければならないし、完全に文脈の中にいる人物でなければならない。ウクライナの強化、特に兵器においてだ」と強調した。

同氏はさらに、ウクライナの勝利のためには迅速に行動しなければならないと指摘した。そして、「それは政府だけでなく、全ての機構に関係する。私たちが強化、防衛、兵器にのみ資金を費やしている現状では、機構の削減について考える必要がある。官僚主義を減らし、予算を節約しながら、プロセスをより迅速に扱えるように、可能なものを削減せねばならない」と発言した。

同時に同氏は、現在のオクサーナ・マルカロヴァ駐米ウクライナ大使の今後の活動については、「私はオープンであり、彼女がウクライナで働き続けることを望んでいる。しかし、彼女が別の決定をするなら、それは彼女の選択だ」と述べた。

これに先立ち、シビハ宇外相は8日、マルカロヴァ駐米大使の交代可能性を認めていた。その際同氏は、近々約20の大使の解任・任命の大統領令が出されるだろうと述べていた。